今年の正月に芸術家の友人と焼き鳥を食っていたら、その友人は
「鳥が先か卵が先かの話あるじゃん。あれの答え、ある朝急に降ってきたんだよ。」
と話し始め、聞けばその答えとは、電光石火の如く彼女に落ちてきて、彼女はある朝バイーンと起き上がり
「両方同時に存在する!」と叫んで目覚めたそうです。
なんだかこの話、今年中ちっとも頭から離れなくてもう11月になりました。
ですから、といってはあんまり乱暴なんですが、先日お話した「HOUSE OF JAXX」と、これまで積み重ねてきた「ジャズライブ」とは、両方同時に存在していいんだ。と考えています。
どちらのライブであるかの告知は都度致します。
それから例えば、先日始めて御披露目となったHOUSE OF JAXXのライブでは、撮影、録音配信をOKにし、私は「会場に来られなかった方たちにどんどん配信してください。」と話しました。
しかし、
ジャズクラブでのアコースティック演奏中、目の前でカメラを向けられ続けたり、あるいはこっそり録音されていることに違和感を抱いたことって演奏者ならあると思うんです。
ジャズライブは繊細で、お客様同士の距離も近い。
演奏は全て生音で、極小さな音で奏でるバラッドもある。
当然お店の意向も色濃く出る場所です。
音楽の共有と発信の仕方が目まぐるしく変わる今、
『録音、撮影禁止』という当たり前だった言葉は重くなり、ジャズの現場では歪に変化してしまったと感じています。
ですから、やっぱりここでも「両方同時に存在していい」んじゃないのかな。と思いました。
お店や、その場の雰囲気に乗っ取って大切に撮影された動画を遠い国の人が見るのは尊いことにすら思えます。
基本的にHOUSE OF JAXXのライブは録音、配信OKです。
ジャズクラブでのアコースティック演奏は上記の通り、お店の意向と個の判断で楽しんで頂けたらと思います。
友人の言葉、大切です。
「鳥と卵は同時に存在していい。」
HOUSE OF JAXX触りだけ早速動画をアップします。
YouTubeチャンネルチェックしてね。
YANO SAORI HOUSE OF JAXX LIVE - Surplus meat 【OFFICIAL VIDEO】
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YANOSAORI HOUSE OF JAXX LIVE INFO
1/31 名古屋ブルーノート
東京公演 近日発表