高大コラボゼミ成果発表会、夏合宿、そして第12回ゼミ総会といったイベントが終了し、いよいよ秋を迎えます。CAROLの「夏の終わり」が研究室に響きます。 8年目の高大コラボゼミ成果発表会で、高校生諸君は今年も立派にプレゼンを行いました。29人中23人が女子というクラスで、リハーサルまでは何とも危なっかしいかぎりでしたが、本番では例年通り、きっちり仕上げてきました。英語のプレゼンは、総じて大学生より優れていたと思います。ESSの2人以外は準備不足を露呈してしまいました。猛省を促したいところですが、高校生があそこまでのプレゼンができたのは、大学生のアドバイス、支援があってこそ。この点は例年通りです。「教えることを通じて学ぶ」ということがどれだけ実践できたかは、後期のゼミ活動が明らかにしてくれるでしょう。 クラインガルテンで行われた夏合宿では、末廣昭『新興アジア経済論』を輪読しました。これまた例年通り、担当のレジュメ報告で精いっぱいで、議論の盛り上がりは十分とは言えませんでした。それでも何とか発言しようと試みた人も散見されたので、12月2日、大分開催の合同ゼミに向けた後期のゼミ活動に期待したいところです。 夕方のバーベキュー会場には、21期A君(東北労金)がフィアンセを連れて、遠く会津若松からやってきました。現在は土日勤務のあるポストで、ゼミ総会には来られないということで、夏合宿の夕食会場で両人揃って私とのご対面となったわけです。居合わせた25期・26期生ともども祝福させていただきました。学生時代からのお付き合い。末永くお幸せに。 夏合宿では、私の誕生日を祝っていただくことが多いのですが、今年もいろいろとお気遣いいただきました。最近のバースデーケーキは凝ってますね。私の写真がそのままケーキにプリントされていました。顔の部分を誰が食べるか、議論になっていましたが、最終的にはうまく胃袋に収まったようです。ネクタイ、ソックスもありがとうございました。 そして9月17日は、第12回ゼミ総会。雨やら風やらミサイルやらが飛び交う中、総勢約130人が7号館に集まってくれました(台風の関係で、残念ながら北海道からの参加予定者2名がキャンセルとなりましたが)。 第26代ゼミ長A君司会のもと、私の挨拶、その後、卒業生代表3期S君(大分大学)、現役生代表25期ゼミ長K君の挨拶、そして5期K(旧姓M)君(さいたま市役所)の乾杯で開宴となりました。日本酒のテーブルには、上記の21期A君から託された「一生青春」という吟醸酒、9期F(旧姓I)さんから送っていただいた青森の名酒「田酒」、そして高崎経済大学創立60周年記念の純米吟醸酒「三扇」が並びました。 1次会の会場は7号館の食堂でしたが、あの日あの時あの場所に身を置けて、本当に良かったです。命がけで海を渡る人、テロや迫害、自然災害に苦しめられる人が世界中に何百万、何十万といる中、あの日あの時あの場所は、幸せな笑顔で満ち溢れていました。懐かしい人との再会、新たな出会いがそこかしこにあり、その足元では、子供たちが、15期K君(杜の都信用金庫)の持ってきた風船を追いかけて無邪気に走り回っていました。いい光景でした。そこにドイツから、以前面倒を見ていたC君まで、友人N君を連れて駆けつけてくれました(H君、引率ありがとう)。 1次会3時間、午後5時30分からの2次会も3時間。すきっ腹に飲んだアルコールのせいか、夢うつつのまま、幸せな気分のまま、あっという間に時間が過ぎました。3次会に行く体力は57歳の私には残っていなかったようです。忙しい中、遠くから来てもらったのに、ゆっくりと話せなかった人もいて、申し訳ありませんでした。いっぱいお土産をいただき、ありがとうございました。いつもながら、2年に1度のゼミ総会を一番楽しませてもらっているのは、私なのかもしれません。 いまだ正式にはゼミの始まっていない27期生にとって、あのようなゼミ総会がどのようなものに映ったかは分かりません。ただ、卒業してからもゼミの集まりに、家族連れでやってくる卒業生がいるということを心に刻んでもらえれば、これからのゼミ活動の中身が違ってくると思います。いろいろな「出会い」を大切にしてください。矢野ゼミでは、いろいろな「出会い」があります。今週開講です。

メッセージ
イギリスで双子が【19期ゼミ長】
(2017-09-27 17:57:54)

9月20日にBirmingham市内の病院で無事双子の女の子が産まれ、瑛麻(えま)と紗良(さら)と名付けました。母子ともに健康で、出産後2日で退院しました。出産後すぐの昼食がFish and Chipsというのがなんともイギリスらしい、というか毎食です。医者は野菜を食べろというのに、病院食では野菜らしい野菜はでません。じゃがいもは野菜ということでしょうか。一応ヨーグルトはLow Fatでした。UKの医療システムであるNHSは医療が無料(登録すれば外国人もOK)でいろいろと問題が出始めているのですが、周産期医療に従事する医者は総じて対応が良かったです。スタッフは様々な国(スペイン、ポーランド、中国、香港、アフリカ)から来ており、分娩室はここがどの国かわからない感じでした。毎日3時間ごとに起きておむつを替えてミルクをあげてという生活はなかなかしんどいですが、2人仲良く元気に育って欲しいです。ゼミ総会もしくは何かの機会にお披露目したいですね。



エマとサラ【矢野】
(2017-09-29 08:56:38)

 双子誕生おめでとうございます。一度に二人では育児も大変でしょうが、楽しんでください。二人並んでベビーカーに座ってる姿はとても可愛いと思いますよ。
 名前はエマちゃん、サラちゃんですか。英語圏でも通用する名前ですね。Albert Hirschman の夫人の名はSarahさんです。 Amartya Sen の現在の奥さんはEmmaと言います(ちなみにSenの前夫人はHirschmanの姪でEvaと言いました)。
 たぶん日本でも世界でも女の子の名前として認知してもらえるような名前を工夫したんでしょうね。思いっきり可愛がってください。二人に会える日を楽しみにしています。