これまでにも何度か書いたことがありますが、私は高崎経済大学の中で、ゼミ卒業生に会うことが一番多い教員だと思います。たぶんダントツです。ゼミ総会、研究会、学会、その他出張の際、彼ら・彼女らと食事をしています。その様子は最近のブログでも紹介しているとおりです。 卒業生が研究室を訪ねてくることもあります。アポありの場合も、アポなしの場合もありますが、卒業生がよく来てくれますね。来たついでに、現役ゼミ生にアドバイス的な話をしてもらうこともあります。つながるきっかけは多いほどよいと思っていますから。 昨年のゼミ総会に来られなかった21期のUさん。サークルのOB・OG会に合わせて顔を出してくれました。卒業後就職した会社を辞め、今は本格的に「山ガール」を目指しています(9月のゼミ総会に参加できなかったのも、山から下りられなかったためです)。23期のT君は高崎で働いているので、本学への営業ついでに立ち寄ることがあります。14期T君は2月に来てくれたようですが、私があいにく不在で会えませんでした。新しい職場の名刺をボックスに入れてありましたが、私がそれに気づいたのは、つい先日です。申し訳ありません。『梁山泊』25号の名簿には反映できませんでしたので、「補遺」で対応します(ゼミ同期の奥さん、子供さんと仲良く暮らしているようで、何よりです)。T君と同期のHさんは非常勤で出講の時、たまに会います(博士号取得おめでとうございます!)。先日は同期のYさんも近況報告に来てくれました(Hさんとのタイ旅行のお土産、ありがとうございました)。 今年に入って、奥さんを連れて研究室にやってきた卒業生が3人います。結婚ラッシュです。まずは21期H・O君。静岡から草津温泉旅行のついでに、結婚報告に来てくれました。もうすぐパパになるそうで、顔がニヤけまくっていました。 その次が同じく21期のS・O君。3月16日、東京での就活サポートに出かける直前に、突如、現れました。学生時代から付き合ってきた彼女(哲学のKゼミ出身)と2人、草津旅行に出かける前、結婚の報告に来てくれました(21期の両O君はともにアポなし訪問でしたが、在室の可能性を見込んでのことだったのでしょう)。 その翌日やってきたのは23期のS君夫妻。こちらも在学中から交際していた奥さん(経済史のKゼミ出身)と山形から来てくれましたが、こちらはアポあり。近くに住んでいたにもかかわらず、行ったことがないとのことだったので、3人で「バンビーナ」に行き、食事をしました。相変わらず美味しい店です。 幸せいっぱいの若い2人に会うと、こちらにも「幸せ感」が伝染してくるようで、とてもハッピーな気持ちになりますね。長い人生いろいろあると思いますが、今の気持ちを忘れず、乗り切ってほしいと思います。 上記の通り、3月16日には、東京八重洲で行われた26期生向け就活サポートで、6期K君、15期K君、S君、H君に会いました。15期の3人はわざわざ休暇を取って、6期K君は5日間の出張帰り、疲労困憊の中、来てくれました。エントリーシートの懇切丁寧な添削から模擬面接まで、毎年、ありがとうございます。冒頭の講話を聴き、模擬面接でのやり取りを眺めながら、卒業生の成長ぶりに接することができるのも教師冥利に尽きます。 「成長ぶり」といえば、3月20日の高経附SGH等成果報告会では、本学511教室で、高経附在学中、高大コラボゼミを経験した人たちのパネルディスカッションを聴き、本当に感動しました。手探りの部分もあるなか、2010年に始めた高大コラボゼミですが、それぞれ問題意識を持ち、世界各地を果敢に飛び回る若者たちの堂々とした話っぷりに接し、やっていてよかったと思いましたね。多少の苦労も無駄ではなかったと。 聴講していた経営支援NPOクラブの人たちも、あらためて高大コラボゼミの意義を認識していただいたようです。大企業のマネジメントに関わった彼らにも、自分たちが支援するプログラムを経験した高校生がここまで成長するのかということを実感していただけたようなので、高大コラボゼミの企業研究は今後ともスムーズに進むと期待できます(報告会当日は高経附SGH運営指導委員を務める7期K君とも少しだけ話しました。研究室での会話には、K君と話したがっていた19期Nu君も同席しました)。 コラボゼミ1期生は矢野ゼミでは19期生。今回のパネリストの1人I君は高経附コラボゼミ1期生。彼は青山学院大学卒業後、現在、経済誌『Forbesジャパン』のエディターを務めていますが、いまだに同じグループだった19期No君(ビジネスバンクのコンサルタント)と食事に行ったり飲みに行ったりしているそうです。 SGHは文科省の補助金事業であることは確かですが、事業評価があまりに杓子定規にならないことを望みます。さまざまな出会いに恵まれた若者は、霞が関的基準には収まりきらない成長プロセスを歩むものですから。 19期N君(DMG森精機)が一時帰国した際、上記No君、Nu君、そして22期M君と東京で会いました。M君を呼んだのは、彼の勤務するTHKが森精機と大口の取引があり、会って話をするのも何かとよかろうとの判断です。待ち合わせ時間の少し前、当日、東京マラソンを走り終えたばかりの22期ゼミ長H君にも合流を促したのですが、さすがに無理でした。 矢野ゼミの卒業生は、この3月で25期335名となります。時の流れるのは早いものです。今夕は25期生が謝恩会を開いてくれます。今日は矢野ゼミの卒業式。卒業論文集『経済学研究年報』第25号、文集『梁山泊』第25号を渡します。いろいろな話をしながら、大切な時間を共有したいと思います。

メッセージ
付記【矢野】
(2018-03-29 13:23:56)

 標題に関係して付記。
 3月15日、『梁山泊』25号印刷・製本の日、22期Sさん(あいおいニッセイ同和損保)に図書館で会いました。忙しい中、損保業界を志望する現役生の相談に乗ってくれていたのです(それに先立ち、Sさんからハッピーな話を聞けました。おめでとうございます!)。
 26期生の就活相談ということでは、他に4期I君(NTT東日本)、5期Tさん(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)、17期K君(東京信用保証協会)、19期No君(ビジネスバンク)、22期Dさん(4月から労働基準監督官)、23期S君(栃木県庁)などにもお世話になっています。忙しい中、本当にありがとうございます。
 就活について先輩と相談したことがエントリーのきっかけになり、実際に就職することになったという例もあります。イギリス在留中の19期N君(DMG森精機)など、会社を知るきっかけは、7期S君(兼松KGK)に相談したことでした(S君はもうすぐメキシコ勤務です)。何がきっかけで就職に至るか、分からないものです。「就職」に限らず、「出会い」は大切です。



お時間ありがとうございました。【19期N】
(2018-04-21 13:44:56)

先日は入試期間中のお忙しいところ、お時間作って頂きありがとうございます。久しぶりに同期の友人にも会えましたし、当社の重要サプライヤで働いている後輩にも会えました。貴重な時間でした。その後就労VISAを2年延長し(2020年3月まで)、今更ですが簿記3級合格しました。このくらいは在学中に取得しておけばよかったです。
2011年の就職活動中、金融と商社しか頭になかった私の世界が広がったのは、やはりMさん(三井住友銀行)とSさん(兼松KGK)にOB訪問した後だと思います。特にSさんに紹介してもらった約10社は全てエントリーしました。DMG MORI(当時の森精機製作所)もその一社でした。これがなければおそらく深い思い入れもないまま某地方銀行に入行していたかもしれません。このお二方には今も感謝していますし、今後も忘れることがないと思います。
私はプロフェッショナル 仕事の流儀が好きでよく見ていますが、どんなに優れた人も人生の岐路で重要な出会いをしてると思いますし、それは偶然であることがとても多いです。一方で、出会いが必ずしも常に良いものではなく、悪い出会いも時にはありますので、気をつけないといけません。その意味でゼミの先輩や後輩と会うのは安心です、先生が品質保証してますから。中には自分の時間を削って就職サポートをしてくれる先輩もいるわけです。尊敬します。在校生のゼミ生の方々にはどんどん矢野ゼミとしての強みを利用して欲しいと思います。その際身だしなみ整え、挨拶をしっかりと行い、礼儀礼節を忘れなければ、人生を変えるかもしれない貴重な話が聞けるはずです。
またお会いできることを楽しみにしております。



無題【yano】
(2018-04-24 09:13:20)

 N君は「出会い」のチャンスを生かせた、そして生かしているということです。「鵜呑み」はダメですが「素直さ」が必要です。「才能はあるが才能を伸ばす才能がない。」言葉遊びではなく、素直ではない人に私がよく言う言葉です。
 簿記3級(!)合格おめでとう!自然言語・人工言語・会計言語。経済・商学系の学生にとって「3つの言語」の基礎を大学時代に身に付けることの重要性。故・加藤寛氏の受け売りですが、今年度も世界経済論Ⅰ、開発経済論のガイダンスで学生に話しました。
 高経大では、これから2年生がゼミ選びの重要な季節を迎えます。大学はゼミがすべて。悔いのないゼミ選びをしてほしいですね。
 また、飲みましょう。