この時期、全国各地のゼミ卒業生からお歳暮が届きます。ゼミ在籍中、あるいはその後も、大した指導・お世話もできていないので恐縮しますが、皆さんからのご芳志。いつも遠慮なく頂戴しています。お気遣いありがとうございます。 贈っていただくもののうち、一番多いのが、やはり(!)ビールや日本酒です。ゼミ在籍時のイメージからそうなるのかもしれませんが、私の肝臓、胃にも限界がありますので、私一人で全部いただくわけにはいきません。すべて一人で飲んでいたら、即、内蔵(注→内臓)がやられます。もとより、送ってくれるゼミ卒業生たちも、そんなことを想定しているわけではないでしょう。アルコールは、私とゼミ生、あるいはゼミ生同士の潤滑油。合宿やコンパ、打ち上げ等で使ってください、というのが趣旨だと思います。というわけで、日本酒やビールはそのような形で使わせていただくことが多いです(もちろん、私が家でいただく場合もあります)。誰かのお祝い、ゼミ合宿、研究会後の打ち上げ等、私が同席する場でいただくこともあれば、ゼミ生同士の飲み会に提供する場合もあります。 「今日は、よう頑張ったな。どうせ君たち、これからメシ食うんやろ?それやったら、一人シコシコ寂しい食事をするんやなくて、誰かの部屋で鍋でもしいな。安つくで。酒?あるがな、あるがな。ゼミの先輩たちがいっぱい送ってきてくれてる。それ、君らに回すから。俺は家庭があるから、今日は失礼するけど、君らは土屋精肉店で唐揚げやコロッケを買ってくるもよし、鍋でもよし。楽しくやりなさい!」っていう感じになるのが、トレーニングのあと。3時間ほど汗を流せば、夕食どき。毎回というわけではないにせよ、3人ほどのゼミ生がトレーニング後、下宿で一緒に飲む、ゼミ卒業生たちから贈られた酒を、っていうことがよくあります。 「矢野ゼミのみんなで顔会わすのも、もう数えるほどやで。卒業するまで、もう何回もゼミないもんな。それやのに、ゼミ終わったら、すぐ解散かあ?メシ一緒に食わんかいな。ついでに飲まんかいな。酒?あるがな、あるがな。ゼミの先輩たちがいっぱい送ってきてくれてる。それ、君らに回すから」っていう感じになるのが、年末年始にかけての演習Ⅱのあと。毎回とはいかんまでも、全員とはいかんまでも、都合のつく人だけでも残って、まあ食事でもしなさい。しみじみと高崎経済大学での学生生活、卒業後の人生を語り合いなさい、っていう流れです。 いつも言うように、ゼミなんて、ゼミ生同士、時間を共有してなんぼ。時間を共有する真ん中にはテーブルがあり、そこにはゼミ卒業生が送ってくれた酒やビールが並びます(あたりまえやけど、飲みたくない人は何飲んでも可。飲まんでも可)。ゼミ卒業生の皆さん、お心遣い、本当にありがとうございます。皆さんからいただくお中元やお歳暮は、有為の若者たちがこんな風にテーブルを囲む場を盛り上げてくれています。 卒業生の皆さんが日々汗を流し、時には涙を流しながら稼いだお金の一部で送っていただく品々は、どんなものでも嬉しいですし、現役ゼミ生ばかりではなく、もちろんのことながら、家族全員、感謝の気持ちでいっぱいです。 昨日、届いたお歳暮には、いつも以上に感動しました。送り主は、8期のF君。鹿児島県で水産高校の先生をしています。 「………勤務2年目より、1年生の食品工学科の担任を引き受け、現在3年生を卒業させようとしています。食品工学科では実習を通じて、様々な水産加工品を製造しておりますが、いかんせん数が少なく、人気もあるため担任といえどもなかなか入手できませんでした。しかし、今年はファイナルということで無理を言って購入させてもらいました。………」 そう、彼は、手塩にかけた教え子たちの手作りの品、ベーコンや鶏肉のスモーク製品やら鯖や鰯のみそ煮の缶詰、マグロの油漬け、イチゴジャムなどの詰め合わせを送ってくれたのです。この3年間、F君は水産高校食品工学科の担任として、いろいろな苦労をしたと思います。たまに愚痴を聞いたこともありました。手のかかったであろう生徒たちが、それでも今、これだけのものを作り、卒業しようとしている。おそらくF君も感慨ひとしおだと思います。高校教師になった意味をあらためて噛みしめていることでしょう。 包みを開け、同封された手紙を読んだ瞬間、胸が熱くなりました。私とともに学んだゼミ生が、今はまたこうして、苦労しながら次世代の若者を育てている。日々苦労したのはF君なのですが、自分のことのように嬉しく思いました。お歳暮というのは、いつも品物以上のものを届けてくれます。昨日は、ほとんど何の成果も出ない、つまらない会議に明け暮れましたので、F君のお歳暮は、余計、心に沁みました。 「職場では現在悪性の風邪が流行っていますが、私はなんともありません。丈夫だけがとりえですから。ハハハ。またお会いできる機会を楽しみにしています。」昨年のゼミ総会にも来てくれたF君。1次会から全開で、すでに2次会でグロッキー状態でしたが、日頃たまったものを発散していたのでしょう。あの泥酔状態に彼の苦労を垣間見ていたのですが、どうやらその苦労は報われたようです。来年また、ゼミ総会で会うのが楽しみです。みんなで語り合いましょう。しみじみと。
メッセージ
漢字の感じ【管理人】
(2006-12-21 17:20:00)
ゼミ論に赤ペンを入れるヤーノ先生も、時にはこんなこともある、という戒めの意味で訂正しておきました。青ペン先生より追伸) いい話に水を差す、という意味で青色にしたわけではありません。(笑
RE:漢字の感じ【矢野】
(2006-12-22 11:23:00)
お手数をかけます。卒論提出の時期、誤字・脱字・変換ミスは当然赤ペンの対象ですから、ちょうどいいタイミングのつっこみです。
メッセージ
漢字の感じ【管理人】
(2006-12-21 17:20:00)
ゼミ論に赤ペンを入れるヤーノ先生も、時にはこんなこともある、という戒めの意味で訂正しておきました。青ペン先生より追伸) いい話に水を差す、という意味で青色にしたわけではありません。(笑
RE:漢字の感じ【矢野】
(2006-12-22 11:23:00)
お手数をかけます。卒論提出の時期、誤字・脱字・変換ミスは当然赤ペンの対象ですから、ちょうどいいタイミングのつっこみです。