国公立大学の2次試験願書の受付が始まりました。今年は経済系の人気が高いらしいので、わが大学も期待できるのですが、ただ今年から「試験科目の重量化」がはかられたので、志願者数の伸びに関してはやや心配しています。各大学が厳しい状況にあるなか、高崎経済大学経済学部は、志願者数を伸ばし健闘してきましたが、今年はどうでしょうか。 というわけで、本日は、本学の宣伝を意図して、「高崎経済大学経済学部で学ぶ」を載せます。これは私が以前、高崎経済大学経済学会で出している『イントロ~学びへのいざない』2004年版に寄稿したものです。この時期、「高崎経済大学」で検索をかけ、ネット上でたまたまポシビリズム研究会のホームページに行き着いた受験生に本学を宣伝しておきましょう。2ちゃんねるのアホネタに振り回されることなく、高崎経済大学の本当の一面を知っていただければ幸いです。そして是非、わが大学にお越しください。 また、受験生の方々は、高経大のOBの一人が献身的な努力で開いている「私設・高経大広報室」(←ここをクリック)をご覧になってください。公式ホームページよりもよほど充実した内容で、高崎経済大学の歴史と現況、卒業生の活躍ぶりが分かっていただけるでしょう。 高崎市立高崎経済大学。50年の歴史と伝統を誇る素晴らしい大学です。あいつとあいつ。そして、あいつも。皆さんのチャレンジをお手伝いする熱いスタッフが高崎でお待ちしています。・・・・・・・・・・・・・・・・【はじめに】 『学びへのいざない』前号には、「たとえば、ポシビリズム研究会~受験トラウマと偏差値幻想を越えた『学び』のあり方」と題する駄文を寄稿しました(注:これもまた「研究室だより」に再掲載するときが来るでしょう)。今回は「高崎経済大学経済学部で学ぶ」とはどういうことなのか、どんなふうに学べばいいのか。赴任&高崎市在住13年目を迎えた一教員の立場で経済学部の皆さんに語ってみようと思います。「高崎経済大学経済学部で学ぶ」ということの「本質」が今ひとつきちんとした形で認識できていない、したがって、やる気も出ないし自信も持てないといった学生さんを時々見かけるからです。それじゃあ、あまりにもったいないからです。【「上並榎村」の「全国型」大学】 皆さんご承知のとおり、高崎経済大学は、群馬県の人口25万に満たない地方都市を設置者とする公立大学(注:2006年1月23日の市町村合併で人口は30万人を超えました)ですが、経済学部学生の8割弱は群馬県外の出身です。これだけの数が全国各地から集まるという意味では、今や日本で数少ない全国型大学のひとつです。下宿率が高く、大学から半径2キロメートル以内に多くの学生が住んでいます。皆さん、あまりピンとこないかもしれませんが、これって、現在の日本では稀有な特長なのです。 こういう環境だとどうなるか。たとえば、日曜を含め、毎日でもゼミができます。バイトが終わって午前0時からでも下宿やファミリーレストランで勉強会をやっています。体育会や文化サークルの活動もおんなじ。上並榎町では全国各地から来た学生の言葉が飛び交い、チャリンコが走り回り、独特な空気が漂っています。ここで学生は様々な活動を通じて、いろいろな人と語り、濃密な時間を共有します。付近一帯が丸ごと、大学の寄宿舎のように、「上並榎村」とでも呼びたくなるような空間を形成しています。長期の休み期間中は、友人同士、お互いの実家を訪ねあったりします。そして、日本の各地域から群馬県の一地方都市に集まった学生が、卒業後はまた日本の各地域に散り、あるいは世界に羽ばたき活躍してくれるのです。 こんな「上並榎村」は、「一生ものの人間関係」を育んでくれるところです。【東京のマンモス大学が失ってしまった「特長」】 大げさではなく、今や日本の大学が失いつつある環境がここには確かにあります。古き良き大学の面影。名前ばかり有名な東京の大学では考えられないことです。そうした大学では、通学時間1時間以上の自宅通学生が多く、たとえゼミであっても、カリキュラム上の時間割以外に大学で顔をあわすなど、至難の業なのです。確かに、高崎経済大学の環境・研究条件は、東京あたりの大学とは「違った」ものではありますが、けっして「劣って」はいません。本学の「特長」なのです。勉強をするにしても、サークル活動をするにしても、友人と付き合うにしても、今や日本のほとんどの大学では望むべくもない「環境」の意味を、経済学部生は認識すべきだと思います。 本学のこの特長を生かすも殺すもあなた次第です。ふさぎこんでいないで、顔を上げ、自らの手で扉を開けてみてください。目を見開き、耳を澄ましてみてください。学ぶ仲間がいます。分かるはずです。ここでしかできないこと、ここだからこそやれることが。【反経済学的に、大いに無駄を!】 本学経済学部で何を学ぶか。他の先生方がこの冊子で語っていますから、私からは「学び」の基本的スタンスについて一言だけ。 自らの持てる「手段」を有効に用いて「目的」を果たす。最小の「コスト」で最大の「利益」を得る。何事も効率的に。経済学部の授業では、こうした考え方を、それこそ耳にタコができるほど聞くことでしょう。私は「高崎経済大学経済学部で学ぶ」基本として、あえて「反経済学的になれ。大いに無駄をせよ。」と言っておきたいと思います。 まじめな学生さんほど、最短距離を行こう、効率的に学ぼうと考えがちです。これをすべて否定しようとは思いません。でも、どういう道が最短距離なのか、何が手段で目的なのか、最初から分かっているとは限りません。役に立つか立たないか、試験に出るか出ないか、会社で働くことと関係あるかないか。これが学生さんの「学ぶ」基準だとすれば、何と空しく、つまらないことでしょうか。結果的には、「非効率的」なことですらありえます。勝手に思いこんだ最短距離は、けっして最短でも効率的でもないかもしれません。無駄をしないという志向は、勉強の上でも、進路の選択でも、人間関係でも、新たな「発見」の機会を失いがちです。今のあなたが想定していない、別の「可能性」を閉ざしがちです。【そして、俺も学ぶ】 高経大にやってきて、これまで私は多くの素晴らしい学生さんに出会いました。目先の利益という点からすれば、大いなる無駄をするような学生諸君に。バイト代をもらったら岩波新書を棚ごと買い、1冊ずつ読んでいくような学生。ディベートの準備で徹夜が続き、昼休み、教室の椅子で仮眠をとる学生。卒業論文を何度も書き直し、最後はフラフラになりながら提出しに来る学生・・・。彼らの「学ぶ」姿勢からエネルギーをもらい、いろいろなことを学ばせていただきました。学ぶ彼らとともに歩んでいくためにも、「過去完了」ではいられません。私自身、常に「現在進行形」でありたいと思っています。
メッセージ
HP【信州りんご】
(2006-02-04 10:47:00)
>>公式ホームページよりもよほど充実した内容で、>>高崎経済大学の歴史と現況、卒業生の活躍ぶりが>>分かっていただけるでしょう。>>同感です。 HPがすべてではありませんが、高経の現時点のHPは改良の余地がありますよね。 公式ページを管理している方には、他の大学も参考にしてほしいところです。 例えば、ページを対象者ごとに使い分ける方法が有効だと思います。 共通のページの他、【一般の方】・【在校生】・【卒業生】・【教職員】など、閲覧者別のページも作れば、とても便利な道具にもなり得ます。(時期によっては、【受験者の方】なども)在校生・・・各種手続や休講情報、シラバス・講義・テスト・ レポート情報など卒業生・・・各種証明書発行手続をはじめとした必要事項教職員・・・学内行事日程、学内諸規程、 部課連絡先覧、 施設等利用案内など (場合によっては、IDやパスワードを入力した上で ログイン) 作成や維持はそれなりに大変でしょうが、トータルでみれば通常業務(各種の問い合せへの対応)も容易になる(あるいは縮小できる)でしょう。 他にもあれば便利なネット環境はいくらでもありますが、詳しくは専門家に聞くのがいいと思います。きっと、気付かなかった便利な機能があるでしょう。(気付いていても、「必要ない」と思われているのかもしれませんが・・・)
無題【HR担当】
(2006-02-04 01:28:00)
ある会社のHR担当(労務)をしている卒業生です。研究会でもいろいろお世話になっております。採用活動には直接関わっていませんが、今回コメントを寄せさせて頂きます。 先生のご指摘に繋がる部分がありますが、会社の人事部は多くの学生のみなさんのなかから、何よりも一緒に仕事をしたいと思える方を選びます。その際、学生のみなさんが「過去に取り組んできたこと」を最も重要な判断材料にします。受験戦争に必死に勝ち抜いた人はもちろん、受験段階で第一志望に敗れてもその後何にどれほど取り組んだのか、ということを重視するのです。(私見では無駄や回り道はしない方が良いに決まっていると思いますが、仮にしてしまったらそれをどれだけ前向きに活かすことができるかが、その後の成長のカギになると考えています。) 自分に「負けた」部分があるのであれば、それに対する反省と改善行動は大切です。しかし、後悔したり立ち止まっているための時間はありません。ゼミの研究でも、部活動・サークル活動、体育会・文サ協の活動、アルバイト、何でも結構です。4年間、とにかく必死に取り組んでください。そして、その取り組みには、常に「既成概念に囚われずに、そして常により高い視点で、『考える』」癖をつけてください。 これをご覧になるみなさんは、将来、企業人・行政官・研究者、いずれにしても知的生産者として社会を生きていくことになると思います。その入り口に立つとき、志望する仕事・会社に関わらず、過去二十数年間の間に何をどれだけ蓄積したのか、そして、そのために何を犠牲にして、何に邁進してきたのか、を「創造性」をキーワードに問われることになります。 目指す「目的」は様々ですが、そのために『常に前向きに努力する』ことができる人であれば、多くのことを得る機会が「高経大・矢野ゼミ」にはあります。私は、お話する機会があれば、「有意義な話ができて良かった」と思えるような後輩のみなさんが、高経大・矢野ゼミに多く入ってくれることを願っております。
入試は【矢野】
(2006-02-03 09:00:00)
「権力」じゃなくて「努力」です。キティー弟には、よ~く言い聞かせておいてください。ガンバりゃ、何とかなります。
RE:入試は【キティ♪】
(2006-02-03 11:57:00)
大変失礼いたしました。権力ではなく努力ですね!弟にも努力したまえ!!と伝えます。
無題【新加藤派顧問】
(2006-02-03 02:34:00)
矢野ゼミには、古き良き硬派な路線を歩んでいただきたい。 学生諸君には、上記の矢野師のメッセージを、しっかり読んでいただきたい。そして矢野師も、このようなメッセージを学生に向けて発信し続けていただきたい。
うちの弟が受験します。【キティ♪】
(2006-02-02 19:19:00)
弟が正式に前期、中期と経済学部を受験することになりました。後期は新潟大学らしいのですが。大安だったので、今日願書を送ったらしいです。先生の権力でなんとか合格できないものでしょうか?(笑)
メッセージ
HP【信州りんご】
(2006-02-04 10:47:00)
>>公式ホームページよりもよほど充実した内容で、>>高崎経済大学の歴史と現況、卒業生の活躍ぶりが>>分かっていただけるでしょう。>>同感です。 HPがすべてではありませんが、高経の現時点のHPは改良の余地がありますよね。 公式ページを管理している方には、他の大学も参考にしてほしいところです。 例えば、ページを対象者ごとに使い分ける方法が有効だと思います。 共通のページの他、【一般の方】・【在校生】・【卒業生】・【教職員】など、閲覧者別のページも作れば、とても便利な道具にもなり得ます。(時期によっては、【受験者の方】なども)在校生・・・各種手続や休講情報、シラバス・講義・テスト・ レポート情報など卒業生・・・各種証明書発行手続をはじめとした必要事項教職員・・・学内行事日程、学内諸規程、 部課連絡先覧、 施設等利用案内など (場合によっては、IDやパスワードを入力した上で ログイン) 作成や維持はそれなりに大変でしょうが、トータルでみれば通常業務(各種の問い合せへの対応)も容易になる(あるいは縮小できる)でしょう。 他にもあれば便利なネット環境はいくらでもありますが、詳しくは専門家に聞くのがいいと思います。きっと、気付かなかった便利な機能があるでしょう。(気付いていても、「必要ない」と思われているのかもしれませんが・・・)
無題【HR担当】
(2006-02-04 01:28:00)
ある会社のHR担当(労務)をしている卒業生です。研究会でもいろいろお世話になっております。採用活動には直接関わっていませんが、今回コメントを寄せさせて頂きます。 先生のご指摘に繋がる部分がありますが、会社の人事部は多くの学生のみなさんのなかから、何よりも一緒に仕事をしたいと思える方を選びます。その際、学生のみなさんが「過去に取り組んできたこと」を最も重要な判断材料にします。受験戦争に必死に勝ち抜いた人はもちろん、受験段階で第一志望に敗れてもその後何にどれほど取り組んだのか、ということを重視するのです。(私見では無駄や回り道はしない方が良いに決まっていると思いますが、仮にしてしまったらそれをどれだけ前向きに活かすことができるかが、その後の成長のカギになると考えています。) 自分に「負けた」部分があるのであれば、それに対する反省と改善行動は大切です。しかし、後悔したり立ち止まっているための時間はありません。ゼミの研究でも、部活動・サークル活動、体育会・文サ協の活動、アルバイト、何でも結構です。4年間、とにかく必死に取り組んでください。そして、その取り組みには、常に「既成概念に囚われずに、そして常により高い視点で、『考える』」癖をつけてください。 これをご覧になるみなさんは、将来、企業人・行政官・研究者、いずれにしても知的生産者として社会を生きていくことになると思います。その入り口に立つとき、志望する仕事・会社に関わらず、過去二十数年間の間に何をどれだけ蓄積したのか、そして、そのために何を犠牲にして、何に邁進してきたのか、を「創造性」をキーワードに問われることになります。 目指す「目的」は様々ですが、そのために『常に前向きに努力する』ことができる人であれば、多くのことを得る機会が「高経大・矢野ゼミ」にはあります。私は、お話する機会があれば、「有意義な話ができて良かった」と思えるような後輩のみなさんが、高経大・矢野ゼミに多く入ってくれることを願っております。
入試は【矢野】
(2006-02-03 09:00:00)
「権力」じゃなくて「努力」です。キティー弟には、よ~く言い聞かせておいてください。ガンバりゃ、何とかなります。
RE:入試は【キティ♪】
(2006-02-03 11:57:00)
大変失礼いたしました。権力ではなく努力ですね!弟にも努力したまえ!!と伝えます。
無題【新加藤派顧問】
(2006-02-03 02:34:00)
矢野ゼミには、古き良き硬派な路線を歩んでいただきたい。 学生諸君には、上記の矢野師のメッセージを、しっかり読んでいただきたい。そして矢野師も、このようなメッセージを学生に向けて発信し続けていただきたい。
うちの弟が受験します。【キティ♪】
(2006-02-02 19:19:00)
弟が正式に前期、中期と経済学部を受験することになりました。後期は新潟大学らしいのですが。大安だったので、今日願書を送ったらしいです。先生の権力でなんとか合格できないものでしょうか?(笑)