高大コラボゼミを経験したゼミ19期生から28期生まで、昨年度、コラボゼミについてアンケート調査を行いました。その節は大変お世話になりました。
 このたび、そのアンケートをもとに、2つの成果を世に送り出すことができました。ひとつは『高崎からのグローカル人材育成―高大コラボゼミの12年』(高崎経済大学ブックレット⑦、2022年3月)、もうひとつが「高経大+高経附『高大コラボゼミ』卒業生アンケート調査」『産業研究』第57巻第2号(高崎経済大学地域科学研究所、2022年3月)です。アンケート調査の取りまとめでは、卒業・就職前の忙しい時期、29期生Oさん(高経附出身)に大変尽力いただきました。
 高崎経済大学のホームページから『高崎からのグローカル人材育成』は「大学TOP>研究活動>地域科学研究所>高崎経済大学ブックレット」で、「卒業生アンケート」については「大学TOP>図書館>高崎経済大学学術機関リポジトリ>紀要、学術雑誌>産業研究(地域科学研究所)>第57巻第2号」で、それぞれPDFデータを閲覧・ダウンロード可能です。アンケート調査に協力いただいたゼミ卒業生の皆さんはもちろん、そのほか関心のある方は、お手すきの折にご笑覧ください。
 今年も4月から高大コラボゼミを実施しています。13年目のシーズンは最初から対面式で行っています。訪問企業6社も決まり、今のところ3年ぶりに本社訪問が実現しそうです。オンラインにはオンラインの良さがありましたが、やはりリアルな企業訪問は「熱」と「空気」が違います。大学生・高校生に実地訪問・インタビューを経験してもらえそうなので、当日を楽しみにしています。
【最近いただいた本】
☆泉水英計編著『近代国家と植民地性―アジア太平洋地域の歴史的展開』御茶ノ水書房、2022年、6000円;
 本書は、神奈川大学アジア研究センターの共同研究「植民地国家と近代性―アジア諸国を中心とする比較研究」(2018年~2021年度)の成果報告書である。沖縄・琉球の歴史研究も含まれている。こうしたアカデミックな歴史研究を地道に続けられているところに、神奈川大学の懐の深さを感じる。