「やのみなみバードウォッチング」は例年2月に開催する。今年は3月の初めになってしまったが、講師のHE先生が前夜に発熱し、中止の連絡もできないので、私がピンチヒッターを務めた。
HE先生がリベンジでもう一度やりたいと言われるので、この「夏編」の開催になった。
矢野公民館と矢野南小学校PTAとの共催だが、小学校からの応募はゼロ。公民館に申し込んだ大人の方5人のみの参加となってしまった。
それも、前日の天気予報では降水確率100%。「絶望的ですね」と講師に連絡すると、「雨プログラムがあります。部屋で鳥の勉強をしながら、少しでもやめば、建物の外に出てみましょう」と。
令和6年6月30日(日)。大降りではないが、シトシトと降っている。
矢野みなみ会館の和室で、座学を始めた。こじんまりとして、これはこれでいい雰囲気だ。
会館は矢野ニュータウン中央公園に面している。2階の窓からは遠くまで見える。ここで、双眼鏡の練習。
鳥といえば、ツバメが見えたが、速いスピードで飛んでいるので、とらえられない。
そうしているうちに、雨がやんだ。「出てみましょうか」。
もう一人の講師はKR先生。前から参加したいと言っておられたが、お仕事のシフトが合わず、今回初参加。
ハシブトガラス、スズメ、ヒヨドリ、ムクドリ、イソヒヨドリ、ハクセキレイなどの常連をおさえる。
遠くで、しかしはっきりと特徴的な鳴き声が聞こえている、「あの声はなんでしょう」と聞くと、両先生は「もしかしたら、オオルリかも?」と両先生。オオルリといえば、青い鳥の代表である。イソヒヨドリのくすんだ青ではなく、まさに瑠璃色だ。確認はできなかった。
小一時間歩いたが、その間、雨は降らなかった。
子ども会行事としては残念だったが、大人だけなので、少し難しい話もできて勉強になった。