平成26年8月19日(火)、夏休みをいただいた。この夏は雨が多く、気温的には過ごしやすい日が続くが、やはり山歩きには暑い。バイクで焼山側にまわり込み、深山の滝に行ってみた。
何度も書くが、絵下山には東麓(矢野)と南麓(焼山)に、二つの深山の滝がある。いずれも、江戸時代の書物「芸備諸村瀑布図 」に紹介された、広島藩を代表する名瀑であった。この書物には、焼山の滝は「大屋村の滝」と記されている。大屋村とは現在の呉市天応地区である。また、「ひめつるの滝」「姫摺の滝」「ゴゼの滝」という名前もある。いろいろな名前があったが、よりによって今は矢野と同じ「深山の滝」で、混乱する。
矢野の滝は、緩やかで細長く「優美」。
焼山の滝は、垂直で幅広く「荘厳」。
雨が続き、水量が豊富である。この写真は、比較対象がなくて分かりにくいが、高さは14メートルある。4階建てのビルくらいだろうか。
第202回アタック(平成26年8月2日)の日、O副隊長率いる空手隊はここに遊びに来て、この大きい滝の上に上がる道があることを確認していた。そこにもう一つ滝があり、岩の上を滑って遊ぶ写真を送ってくれた。
大きい滝の右に急な階段があり、登っていくと、確かに小さい滝があった。小さいとはいえ、10メートルほどある。陰野の滝より大きい。
恐る恐る大きい滝の下を覗く。こわっ。
よく見るとまた上に行く道があった。上がってみると、立派な山道につながっていた。おそらく、二艘木に通じる道、さらに進めば、絵下山に行くことになる。いつか通ってみたい。
道に並行して流れる川は清流。下は先ほど見た、二段の深山の滝。上は絵下山の源流に向かっているのであろう。