平成25年5月25日。O副隊長、NH隊員、初参加UK隊員とともに、車で絵下山に向かった。UK隊員と私は、Facebookで共通の友人を通じて知り合った。
この日のテーマは、「岩めぐり」。 絵下山頂エリアの名前が付いているような岩をめぐって歩くことにしていた。車を使いながら効率よく動く計画を立てた。
1 タツノ口岩
まず、元気なうちに一番離れている「タツノ口岩」に行くため、龍野山(龍山・竜ノ口山)を目指す。龍野山の頂上も十字路になっており四方から登頂できるが、単独峰的な形をしており、どちらから行っても急登になる。
午前9時23分、車道が膨らみベンチがある場所に車を置き、車道が最も南に行く場所から龍野山・中野山間の鞍部への谷道を行く。
9時31分に十字路になった鞍部を経由し、9時40分、龍野山に到着した。3分ほど休憩。
9時48分、タツノ口岩に到着。今回の岩めぐりの中でも、最も特徴的な岩である。
来た道をそのまま戻り、10時7分、車道に戻り、車で登る。あずまやのある休憩所に車を置き、植物観察をしながら、歩いて車道を下る。(※1)
2 破れ岩・洗心岩
10時23分、二重ガードレールから中野山に向かう。
10時33分、中野山に到着。この頂上自体が「破れ岩(われいわ)」という目的地である。巨岩が3つに割れた形で存在する。割れ目は、跨いで渡れるような狭い場所もある。しかし、底は深く、万一踏み外したら、怪我は免れない。今回のメンバーは怖い怖いと言いながら、渡って行った。(隊長は行かない。)
破れ岩のすぐ下に「洗心岩(せんしんがん?)」がある。向こう側は絶壁で、隊長は立ち上がれなかったが、今回のメンバーは立って絶景を眺めていた。
3 絵下頭4点セット
10時52分、二重ガードレールに戻る。そのすぐ向いに再開された、絵下頭への道を使ってみる。
11時8分、絵下頭に到着。この岩には名前がない。私たちは「頭の岩(かしらのいわ)」と呼んでいる。天日に照らされて、熱くなってきた。
11時14分、「天狗岩」。
11時18分、「はこ岩群」を越える。
11時19分、「絵下の肩」。熊野の町がよく見えるで「熊野岩」という名前があると教えていただいた。
絵下頭入口まで戻り、3人を頂上広場に向かわせて、私は車を取りに戻った。(※2)
4 三角点の岩
11時25分、頂上広場(HOME塔跡)に到着。「三角点の岩」で休憩した。天気は良いが、遠景は霞みが強い。
5 深山の滝
計画では、最後に明神ルートの「動き岩」に行くはずだったが、気温が高く疲れが予想より大きい。計画を変更して、NH隊員の「足を水に浸したい」という願いを叶えることにした。
車で、一気に麓に下り、12時1分、「深山の滝」に到着。
滝つぼの排水部に土嚢が積まれ、水が貯められている。それは良いのだが、水底に落ち葉が溜まり、発酵して水質を悪くしている。
NH隊員は、滝直下まで行き、足を浸していた。
「冷たくて、ずっと浸けていることができない。でも、気持ちいい」という感想。
滝つぼより下流に、砂地を水が流れる場所があった。ここなら、足を浸けやすい。気が付いたら、O副隊長とUK隊員も靴を脱いでいた。
隊長の私は、生物観察をしていた。(※3)
※1
※3
深山の滝の水辺に2種類のイトトンボ。
(ニホンカワトンボのオス(上)とメス(下)と判明。13県で絶滅危惧種などの指定。広島県は指定なし)
![ニュータウン裏山探検記-17](https://stat.ameba.jp/user_images/20130525/18/yanomii/06/52/j/o0600045012551810480.jpg?caw=800)
赤く保護色したアマガエル? しかし、地面より赤過ぎて、かえって目立っているようだが。
※2
車道脇のあずまやがある駐車場に、一人で車を取りにいったところ、オニヤンマのような大型のトンボが飛んでいたので、撮影しようと観察していた。
そのとき、一匹のチョウが舞い現れた。11時31分のことである。「ギフチョウ!?」とつぶやいて、シャッターを押した。
前述のオニヤンマに追われるがヒラヒラと華麗に交わしながら、飛んでいた。一度、私の目の前まで飛んできたが、うまく確認できない。
飛び去ってから写真を見た。ギフチョウの特徴である縦縞が見えるような気がする。