第95回アタック「タツノ口岩」 | ニュータウン裏山探検記

ニュータウン裏山探検記

やのみー探検隊が行く!
by Yanomii Tanken-Tai

 絵下山の南東にある龍野山。その頂上の少し下に「タツノ口岩」がある。その岩は、寺屋敷団地の北側から見える巨岩で、古い絵図にも描かれている。名前のとおり、上下二つに分かれていて、竜の口のようだ。

 寺屋敷に住んでおられるブログの読者の方から、メールや手紙でいろいろ情報をいただき、私もここに行きたいと思っていた。

 実はこの週末、ジュニアジュニア隊(中学2年生グループ)と、タツノ口岩を探しに行く約束をしている。ぶっつけ本番でと思っていたが、やはり下見をしておくことにした。

(保護者の皆さん、彼らには内緒でお願いします。)

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 平成23年8月16日。午後から休みをいただき、バイクで絵下山方面に向かった。龍野山には東麓駐車場に登山口があるが、ここから上がると坂が急である。車道のかなり上にある「二重ガードレール」こと中野山入口から下りて上がることにした。

 午後2時9分、中野山登山口に入る。

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 午後2時13分、中野山と龍野山の分岐点。右に上がれば中野山だが、左に下る。

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 発喜山のより小さいが、ここにも「凹岩」があった。

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 途中1か所だけ、南側に視界が開ける。呉市の山々を越えて瀬戸内海が見える。

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 急な下り坂にロープが設置されている。以前、ここを登り、この場所に「ロープクライム」などと名付けた。「下りでクライムとは言わないか」と一人ごと。しかし、下りでもこのロープは必要だった。
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 午後2時22分、下りから登りに転じる。中野山と龍野山の間の「鞍部」にあたる場所は十字路になっている。東は龍野山(龍山)、西は今来た道で中野山、南は北原で、北は自動車道と書いてある。

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 午後2時26分、龍野山頂上に到着。10分ほど休憩。
ここも十字路になっている。東が寺屋敷団地、西が今来た道、南が北原方面、北は東麓駐車場の近くの登山口につながる。

 いただいた情報によると、目標の「タツノ口岩」は寺屋敷団地に向かう道の途中に見えるらしい。

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 午後2時40分。それは、割と難なく見つかった。ただ、名のある岩だと知らずに通ったら見過ごしてしまうだろう。登山道からは、木に阻まれてよく見えないのだ。

 岩の存在を知る人が、岩の方へ踏み分け道を作っている。岩の裏を回って北側に出ると、「タツノ口」の下の方の岩の上に乗ることができた。

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 景色は良いが、絶壁である。立つと怖い。

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 振り返ると、竜の喉。上の岩と下の岩はつながっている。

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 なんとか全容を写真に撮りたいと思い、登山道を下ってみる。近づくと納まらない、離れると木に阻まれる。どうもうまくいかない。木の隙間から見ると、人の横顔のように見えた。
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 本当はこのまま、未確認道であるこの道を下りていきたいが、二重ガードレールのところに、バイクを置いてきた。戻らなければならない。
 午後3時4分。鞍部の十字路に来た。これから、中野山への急な坂道を登っていく気力がなくなった。

 車道につながるという道を歩いてみる。谷筋である。湿度が高いような気がする。道は確かにあった。
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 そして、午後3時9分に車道に出た。車道側からこの入口を見つけるのは難しい。

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 そして、車道をのんびり歩いて上がった。

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 この後、最初に書いた寺屋敷の読者の方に会いに行った。下から撮った最初の写真は、このときお宅から撮影したもの。

 寺屋敷に長く住んでおられ、寺屋敷の歴史を熱心に調べておられる方だった。

 いろいろなことを教えていただき、大変有意義な時間を過ごすことができた。

(キュウリまでいただき、ありがとうございました。)