いよいよ明日から6月に入る。今日は時々雨雨 5月も雨の日が多かった気がする。

今年の梅雨入りはやや遅くなりそうだ。

 

 朝ドラの「虎に翼」を毎朝みている。日本史上初めて女性裁判官になった三淵嘉子さんを描いたもので伊藤沙莉さんが演じています。

 ドラマの中で日本国憲法の条文が何度もでてくる。私が小学校で習った主権在民(国民主権)、人権の尊重、戦争放棄(平和主義)、男女平等、、、こんな事は少し前までは当たり前だと思っていた。

 ところがこのところ全てに疑問がわく。当たり前と思わされていただけだ。現実をよくよく考えれば戦後79年経ってもハテハテハテ、、、??? 政治家は保身に走り、男女平等なんてまだまだ発展途上、そして戦争が無縁のものとも思えなくなってきている。

 

 歴史の中でこれまで名を成した方々はどなたも戦禍をくぐって生きてこられた方ばかりです。戦争戦禍貧困、今回のドラマの中でもそんなシーンがいくつもありました。その中のひとつが招集令状、いわゆる「赤紙」です。青年から働き盛りの男、使えるものはなんでも使う、挙句の果ては死亡通知書が届くという、これまでドラマの中で何度も目にしてきましたが、今回ばかりは心が壊れんばかりに悲痛な気持ちでみていました。なぜならこれは過去のことではなく、今現在この日この時間にも世界でおきていることだからです。

 

 国の名において勝手な正義を掲げ、戦争を戦争と思わない人間の欲望がまかり通って、招集令状で戦地に赴く若者の姿を映像から見せられると、これが今現実に起こっていることが悲しすぎる。

 日本に於いて戦後79年を経てもなお男女平等では今だに不公平。諸々の○○ハラ(逆も含みます)に泣く人は多く、この時代になっても全く定着していない、改めて思う と唖然としてしまいます。なんとか声をあげられるようになったのはここ最近のこと、それでも格差は相変わらず、これが先進国かと思ってしまいます。

 

 世界をみると歴史は繰り返される、こういうことでしょうか。「日本は平和になった、けれどあれは幻だったのか」、とならない事を今年79歳になるババおばあちゃんが節に祈るばかりです。お願い