石山寺から山の手をバスで上がること20分、滋賀県大津市と京都府宇治市の境にある標高443メートルの岩間山中腹にある正法寺に着く。
12番札所 岩間山 正法寺 本尊 千手観世音菩薩



「養老六年(722)、泰澄大師が岩間山を霊地と定め、堂宇を建立し、桂の大木で彫刻した千手観世音を安置したところ、たびたびの落雷によって堂塔は焼かれてしまった。大師は雷を縛り上げ、今後はけっして落ちないこと、当山の参拝者には雷火の災いを除くなどを誓わせ、清水を湧くようにさせた(雷獣伝説より)」。
それ以来「雷除けの観音」とよばれ毎年4月17には雷神祭が催されお守りを求める人で賑うそうです。
また「汗かき観音」ともよばれ、民衆の苦難を救うために夜になると厨子を抜け出て一晩中駆け巡り、日の出に帰られるため朝早く本尊を拝むと全身汗びっしょりだという。

本堂と不動堂の間には「古池や蛙飛び込む水の音」の芭蕉の句に因んだ池がある。


一本から二つに分かれた「夫婦桂」は「御本尊出現之霊木」とされ新たな芽から命を繋いできたという霊木です。桂の葉を真近で見たのは始めてですが見る角度によりハートに見えます。



左の写真は「宇治の名木百選指定」の日本一の長寿桂です。
正法寺は「ぼけ封じ観音」が祀られているのが有名です。
5月17日と10月17日には「ぼけ封じほうろく灸」といわれるほうろくに灸を入れ頭に載せる、という年中行事があるようです。
私も例にもれず撫でさせていただきました。
土地のボランティアの方々が草取りなどをされていて丁寧にお声がけをいただきました。
山頂からの琵琶湖の眺めは絶景とのこと、納得です。

水を張った田に早苗が伸び始めた雨期の田園風景を眺めなが山を下り、宇治市へ向かいます。
