四国八十八か所巡りに参加して「同行二人」のことばを知りました。 そして思い出したのです。3年ほど前に出会った詩です。
                   神われらと共に
          夢をみた、クリスマスの夜
          浜辺を歩いていた、主と並んで
          砂の上に二人の足が、二人の足跡を残していった
          私のそれと、主のそれと
          ふと思った、夢の中でのことだ
          この一足一足は、私の生涯の一日一日を示していると
          立ち止まって後ろを振り返った
          足跡はずっと遠く見えなくなるところまで続いている
          ところが、一つのことに気づいた
          ところどころ、二人の足跡でなく一人の足跡でしかないのに
          私の生涯が走馬灯のように思いだされた
          なんという驚き、一人の足跡しかないところは
          生涯で一番苦しかった日とぴったり合う
          苦悶の日 悪を望んだ日 利己主義の日 試練の日
          そこで、主のほうに向き直ってあえて文句をいった  
          「あなたは日々私たちと共にいると約束されたではありませんか、
           なぜ約束を守ってくださらなかったのか、どうして人生の危機に
           あった私を一人で放っておかれたのか、まさにあなたの存在が必要だった時に」
          ところが主は私に答えて言われた
          「友よ、砂の上に一人の足跡しか見えない日、
           それは私が君をおぶって歩いた日なのだよ」
                                   
                                           ブラジルの詩人
                                              アデマール・デ・パロス