こんにちは。

 

私の体験第15回目。

私の体験【第十四回】では進路に悩みつつも

鬱の波にのまれ、相談することもできなかった

ということを書きました。

 

中学3年生の高校進学を考える時期に

この投稿の中で保健室に行きSOSを出していたにも関わらず

コンプレックスを指摘され、苦しかったことを書きました。

 

この頃から毎日希死念慮が襲ってくるようになりました。

高校に入り、何もかもがうまくいかない中で

日々希死念慮と格闘。

 

私はみんな”死にたい”と思いながら

家族関係などに苦しみながら

生きている、と思っていたので

みんなが元気に明るく過ごしていることが不思議でした。

すごいな、とも思っていました。

私も頑張らなければ、と

みんなの前では明るくしていたつもりです。

 

でも学校の裏側に一人になれる場所があり

そこにいるときはひどく落ち込んでいました。

死ぬことばかり考えていました。

 

そこは時々先生がたばこを吸いにくるところで

気配を感じると、少しだけ誤魔化していました。

でも、落ち込んだ状態から少し上げるだけだったので

様子がおかしい、と一人の先生が声をかけてくれました。

 

ちょうど私は希死念慮を抱えきれなくなっていたので

意を決して、打ち明けることにしました。

 

「死にたい」

私が必死に出したSOSです。

 

しかし、その先生の返答は思いがけないものでした。

「死ねば?」

 

一瞬戸惑いました。

聞き間違いかな?とも思いました。

でもはっきりと言われました。

忘れもしません。

 

驚きますよね。

今考えてみると、普段元気にしているから

冗談だと思われたのかな、と思います。

冗談だとしても、

教師が生徒に「死ねば?」というのは

大問題ですよね。

 

私はこの時、

「やっぱり、私は生きていてはいけない存在なんだ」

「死のう」

と思いました。

 

先生に言われて改めて”死のう”と思ったので

学校で死のうと思いました。

屋上は閉まっていて入れなかったので

どうやったら死ねるか

しばらく考えていました。

 

結局死ぬことはできず、

今も生きているわけですが

その時の先生の言葉、表情は鮮明に覚えています。

 

どんな状況でも、たとえ冗談でも

人に対して「死ねば」「死ね」なんて

言ってはいけないですね。

 

そんな教訓を胸に刻んでます。

 

今日はこの辺で。

読んでくれてありがとう。