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セブンイレブンvsマック 「100円コーヒー」の戦いが始まった
http://www.j-cast.com/2013/01/26162592.html?p=all

こちらの記事によると

コンビニ最大手のセブンイレブンは2013年夏までに全国の1万5000店舗で、挽きたての豆をドリップしたコーヒーを100円で販売する。これによって客数の5%増加と、おにぎりやサンドイッチなどの販売を伸ばすのだという。

(中略)
同社は12年8月から北海道など一部地域で「セブンカフェ」の実験販売を行っていて現在は約1400店舗で展開している。その結果、サンドイッチの売り上げがこれまでの2割アップし、来店客も女性を中心に4~5%増えた。


コーヒーというのは中毒性があるようなもので、体が欲して飲みたくなる人もいるでしょう。私もそうです。そして缶コーヒーではなかなかその欲求が満たされないので、このように豆をドリップしたコーヒーを簡単に手に入れられるようになったら、フラッと寄ってしまうかもしれません。

このフラッとコンビニに寄るという行為。これがお金の貯まる人と貯まらない人の分かれ目でもあります。何か必要なものがあってコンビニに寄るのではなく、仕事帰りにフラッとコンビニに入り、お菓子を買ったり、プチコスメを買ったり、雑誌を買ったりと、どれもコンビニに置いてあるものなので、単価は大した金額ではなく総額でも500円程度の出費だと「無駄遣いしちゃったー」という意識は生まれにくいものです。

しかしこれが毎日ですと1ヶ月で1万円。年間12万円になります。5年で60万円。けっこうな金額ですね。欲しいけど我慢しているようなものも買えるのではないでしょうか。貯蓄したとしても、まとまった金額になります。

では、コンビニにフラっと寄る行為が絶対的に悪なのかというと私はそうは思いません。節約アドバイザー・家事アドバイザーという肩書きの私がそんなことを言ってはダメでしょうか?(笑)


「お金を貯めたいのに貯まらない」と嘆いている人が、コンビニにフラッと寄ってお金を無駄遣いしてしまっているならば、それはすぐに辞めてお金を貯めるべきです。「本気で欲しいものがあるのに買えない」と嘆いている人も同じです。

しかしこの仕事帰りにコンビニにフラッと寄る行為が、頭と体の切り替え時間になっている人もいると思うのです。新橋などの立ち呑み屋で一杯ひっかけるという行為も同じ。日中仕事でハードに働いて頭も体も仕事モードになっていると、それを切り替えるというのはなかなか大変なことなのです。

実は私も会社員だった頃かなりハードな働き方をしていたので、会社を出て電車に乗る前に、駅裏にあるベンチに座り毎日のようにウーロン茶を1本飲んでいました。仕事脳から家事脳に切り替えるための、リセットさせる時間です。

以前から無駄遣いは嫌いな私でしたので、この時間は自分にとって必要な時間と意識して使っていました。そのため仕事帰りのコンビニへのフラッと寄ることが絶対的に無駄な行為だとは思えないのです。


問題なのは、なんとなくフラッと入って、なんとなくお金を遣ってしまっている場合です。今回のセブン-イレブンのサンドイッチの売上が20%アップ。女性の来店数が4~5%アップという調査結果だけをみると、コーヒーを飲みたいがために入って、本来買う必要のなかったものまで買ってしまっている可能性も考えられます。(この調査結果だけでは全体の売上金額がどうなのか等、不明な部分が多いので断定することはできませんが)

今、セブン-イレブンだけでなく、ミニストップ、LAWSONなどでも同じように美味しいコーヒーを販売しているところが増えています。

コンビニでの正しいお金の遣い方
・本当にそのコーヒーが飲みたい人

・本当にコンビニで買う必要な物がある人

・コンビニにフラっと入って新商品などを発見して楽しんだりすることを自分のリセットタイムとして必要と認識している人。(お金が貯まらないと嘆いていない人)

そして今すでにコンビニにフラっと寄る習慣のある方は、その出費が自分にとって必要なお金だったかどうか今一度確認してみてください。最近ではスマホのカメラでレシートを撮影するだけで家計簿入力ができるものもあります。一度可視化してみてはいかがでしょうか? 
節約家計に役立つスマホアプリについてはAll Aboutの節約サイトにアップしていますので参照ください。

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