食用油、調味料など小容量の加工食品が増えているというこちらの記事。


厚生労働省が昨年の7月に発表した調査結果では、平均世帯人数が1989年には3.10人だったところ、2011年には2.58人まで減少し、一人暮らしの世帯は約1.5倍、夫婦のみの世帯は1.7倍となっているそうです。

調味料などの小容量化は、平均世帯人数が減ってきていることを受けてとのことですが・・・実は、今までの主流となっている調味料の大きさは、平均世帯人数の減少に関わらず、大きすぎると私は思っていました。

多くのご家庭で、開封後の調味料の期限について無頓着だったからこそ、買われていた容量なのではないでしょうか。無頓着と言っても消費者を責めるわけにもいきません。何故なら多くの調味料が、未開封の場合の賞味期限は記されていても、開封後の期限については「開封後はお早めに」となっているものが多いからです。

私が以前の仕事で、調味料を出しているメーカーに確認した、開封後に使いきってほしいとしている期限は以下のとおりでした。

・オリーブオイルなども含め食用油類 1ヶ月
・とんかつソース 1ヶ月
・オイスターソース 1ヶ月
・サラダ用ドレッシング 1ヶ月
・マヨネーズ 1ヶ月
・ケチャップ 1ヶ月
・チューブ入りの生姜、わさび、辛子 1ヶ月

・ジャム 2週間
・ピーナッツバター 2週間
・チョコクリーム 2週間
(*)すべて開封後の期限


どうでしょうか?皆さんの冷蔵庫に入っているマヨネーズはいつ開封したものですか?ケチャップは?

私がテレビ番組のロケなどで一般のご家庭に伺い同じ質問をすると、多くの場合「うーん。3ヶ月くらい前かなぁ。はっきり分からないです」という答えです。

口にするものの安全性としてはもちろんのことですが、味の劣化もあります。やはり調味料は、開封後は早めに利用するのが吉。

家事アドバイザー 節約アドバイザー 「節約&シンプル家事  スマートライフ」-業務スーパー利用術 調味料開封後の期限


一方、最近では節約の観点から、食料品や調味料でも業務用商品が人気があります。大きなパッケージだと安いからです。しかし、大きな業務用のソースやマヨネーズなどを1ヶ月以内に使いきれるわけがありません。

そこで私がおすすめしているのは、調味料に関しては小分けのもの。もしも業務用スーパーを利用するのであれば、画像のようなお弁当用に小分けしてある調味料。これだったら少人数の家庭でも美味しく使いきることができます。

そこまで小さくすると面倒という場合でも、もう少し調味料の開封後の期限を意識して利用すると、より美味しく安全に食卓を楽しむことができると思っています。


*業務スーパーの食費節約に繋がる買い物術はこちらのページにアップしていますので、よろしければご覧ください。

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