家事アドバイザー 節約アドバイザー 「節約&シンプル家事 スマートライフ」-暮らしの効率化


社長が選ぶ2012年最優秀経営者、JALを再建させた稲盛和夫氏がトップというニュース。

産業能率大学の調査で、「2012年の最優秀経営者」のトップは日本航空名誉会長の「稲盛和夫」氏になったそうです。2010年に会社更生法の適用を申請、上場廃止、そして再建して再上場にまでもっていった手腕が評価されたそうです。

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「経営者」「社長」「再建」など、一見暮らしとは関係のない単語のように思えますが、私が講演をさせていただくときに、よく話すことで「主婦は家庭の社長です」という内容があります。

主婦の方向けの講演が多いので、主婦という言葉を遣っていますが、これは一人暮らしの方であっても、男性の方であっても同じです。「家の中のことも会社経営と同じ感覚でするべき」と考えています。

逆に言うと、「何故、外での仕事に関しては意識が高いことであっても、家の中のことになると意識が低くなってしまうのか」と考えていることです。


例えば自分が社員の会社で、社長が仕入れた無駄な在庫が倉庫に山積みになっていて、自分たちの給料が低かったら腹立たしく思いませんか?

その無駄な倉庫があるために、別の部署に行くのにも遠回りをしなくてはならなくなっていたら、腹立たしく思いませんか?

誰も人がいなくて、使っていない工場の照明がこうこうとついていたら、無駄だなーって思いませんか?


これ、全て家の中のことにも言えることです。
暮らしの効率をあげるために意識する3つのパフォーマンス!私は3つのパフォーマンスという言葉を利用して暮らしの効率化をお話ししています。

【コスト パフォーマンス】
これは一般的な言葉ですね。家の中のことで考えていますか?高いお金を出して買った洋服が着られることなければ、それはコストパフォーマンスが悪いものになります。

【スペース パフォーマンス】
その眠っている洋服が占領しているスペースは無駄なものです。もっと暮らしやすくするため、家事をしやすくするための利用方法があるはずです。

またこれはコストパフォーマンスにも繋がりますが、日本は土地が一番高い。「収納が足らない」と嘆いている人が多いのですが、使っていないものが占領していることは、お金の無駄にも繋がります。

【タイム パフォーマンス】
同じ10分でも、どれだけの作業ができるかによって、10分の価値も人によって大きく違ってきてしまいます。時間を活かすのも、コストパフォーマンスの良いものを使っているか、スペースパフォーマンスがよい環境になっているかによって、違ってくるのです。


暮らしのことというと、お金だけに注目されがちですが、この3つのパフォーマンスを意識して生活していくことで、無駄なお金を使わず、本当に欲しいものにお金を使えて、そしてスッキリとした空間で、何かの作業をするにもやりやすい暮らしが実現します。

パフォーマンスの良い暮らしをおくることができるのです。

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