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家事アドバイザー 節約アドバイザー 矢野きくのオフィシャルブログ 「節約&シンプル家事 矢野きくのs スマートライフ」-日本のランチタイム事情



先日、日経新聞を読んでいて、ファストフード店のランチタイムのセット割引の記事が目にとまりました。

日本ケンタッキー・フライド・チキンが今月12日から平日10:00~14:00を「昼割」として、最大170円、24%安くなるセットメニューの販売を開始。これは既に首都圏の245店舗で実施していたのが好評だったため、全国の約1200店舗への展開となるそうです。価格帯も昼割セット商品は450円から500円と500円玉ワンコイン以下。
http://www.kfc.co.jp/lunch/


また日本マクドナルドも「マックランチ」と銘打って、平日10:30~14:00の間、Sセット390円(3種類から選べるハンバーガー+ドリンクとポテトのSサイズ)や、Mセットとして450~550円のセットメニューをを展開しています。
http://www.mcdonalds.co.jp/campaign/mclunch/index.html


これらはランチを低価格で抑えたい若者を取り込む策と言われていますが、コンビニやスーパーなどで販売されているお弁当などへの対抗策でもあると考えられます。

コンビニでは、ブランド食材を取り入れたメニューや有名店とのコラボメニューなど、消費者を飽きさせない低価格のお弁当メニューを展開し、また大手スーパーのイオンなども298円、398円といった超低価格で、品数の多いお弁当を販売し人気商品となっています。


コンビニのお弁当やスーパーのお弁当というと、以前は外で働いている人のランチという印象でしたが、最近では昼食時に、コンビニやスーパーでそれらのお弁当を複数買ってかえる主婦層も見受けられます。

このようなランチの需要が増えたからこそ、低価格競争が進んでいるのが現状です。低価格ということだけをとれば家計には嬉しいことですが、それだけを喜んでいるわけにはいきません。



日本の一般的な生活スタイルでは、ランチ時間は12時から。朝は9時や10時はじまりの職場や学校が多いため、朝食をとるのはその少し前。そのため、朝食からランチタイムまでの時間が短く、朝ごはんをいっぱい食べるとランチにお腹がすかないという人も多くいます。またランチタイムから夕飯までの時間が長くなり、お腹がすく、夕飯にたくさん食べるという流れとなる人が多いのではないでしょうか?

健康や美容のことを考えると、胃の中に消化しきれなかったものを残して寝るよりも、ランチタイムにいっぱい食べて、午後の時間に完全に消化し、夕飯の量を控えめにするという食事スタイルのほうが理想的と言えます。

そこで、低価格のファストフードやコンビニ弁当を利用するのであれば、そこにもう一品プラスしてはどうでしょうか?ファストフードにもサイドメニューとしてサラダや野菜ジュースなどがあります。

コンビニやスーパーではより多い種類の中から選ぶことができます。日本人は不足がちと言われているミネラルも、海藻系のサラダやワカメのカップスープなどで摂取することができますし、大豆製品が不足していると思えば、納豆や小さな豆腐を冷奴として購入することもできます。


毎日食べるランチだからこそ、このように栄養バランスを考えて一品足すかどうかで、一ヶ月、一年の十年の単位でみてくると体への影響も変わってくるものです。

せっかく低価格でランチが食べられる時代なのですから、その点を利用して栄養バランスのことも考えプラス一品を習慣にしてみてはいかがでしょうか。


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