たった3合の酒で、1日の疲れがとれる。 他には大した楽しみもなく、ただ必死に1日を過ごし、3合の酒を飲んで1日を終える。
今日の1日を振り返る。 子ども達の話しを充分に聞けただろうか。 夕飯の栄養バランスは良かっただろうか。 仕事に対して精一杯だったろうか。 心を込めて人に接しただろうか。 誰かの役に立っただろうか。今日も私は私だったろうか。

3合の酒を飲みながら、1日を振り返る。 飲み終える頃には睡魔がやってきて眠りにつき、また新しい1日が始まる。

たった3合の酒が、私の楽しみで、私のリラックス法。

こんなささやかで、くだらない楽しみもいい。

私らしくていい。
今朝、ぼーっと何も考えずにトイレに座ってたら、ハッとひらめいた。
「とにかく働きぬこう!」 何で急にこんな事を思ったのか私にも分からないが、そう思った途端にスーッと心が楽になった。 ここのところ、殆ど休みらしい休みもなく働き続けている。 でも全然きつくない。
ひょっとしたら「休みたい」と思った瞬間から、きつくなるのかもしれない。
やりたい仕事ばかりでもない。 嫌な仕事の方が多い。
なのに、「働きぬこう」とひらめいて楽になるなんて。

19才から働き始めた。 朝6時に家を出て、夜中の12時過ぎに帰りつくことも珍しくない毎日だった。 とにかくお金が欲しかった。
成人式の着物は剣道の恩師の奥様から借りたが、その後に貯めたお金で訪問着を買った。 車も中古の軽だが買った。 結婚費用も自分の貯金でまかない、少しの蓄えを持って結婚した。 とにかく本当によく働いた。
大企業で働く時期もあったし、フリーターでアルバイトのかけもちをした時期もあった。 仕事を選ばずよく働いた。 そりゃそうだ。 働く以外はやることない。家事もなければ子育てもない。 24時間が自分のもの。

大した能力もなければ学歴もない私が欲しいものを手にいれるには、自分の時間を使って働くしかない。 それは今だって同じ。 少しでも楽してお金が欲しいとか、そんなことを思った瞬間から苦しみがやってくる。
楽に慣れたら、周囲に嫌なことばかりが目立つようになる。 甘えた生活には体質的に合わない、甘えた考えの人とも合わない。

結局、「働きぬこう」の精神が、何より私の人生を活き活きとしてくれる。

今朝、やっと気付いた。 とにかく働こう!
市川海老蔵が仕事を休んで飲み歩き殴ったの殴られたのと騒いでいたかと思うと、相撲界の八百長問題で大騒ぎし、先日からは大学入試のカンニングのニュースで持ちきり。
あ~でもない、こ~でもないと、責任のないコメンテーターが発言し、その言葉を多くの視聴者が「大多数の意見」だと思い込む。
たった1人の個人的意見なのに。 その肩書きと、電波の威力に巻き込まれる。


賞味期限、消費期限、車のナビなるものが世の中に出てきてから、私達人間は「自分で考える」力が退化し始め、ものの善悪を判断する思考回路も退化した。
それでなくても、日本人は「周りに合わせる安心感」が強い人種だ。

なぜやってはいけないのか? 何の為に頑張るのか?
と、根本的な自分の行動の目的をはっきりさせる力もなく時間もなく、ただ「走らされる」。
そんな忙しい忙しい現代社会自体に問題があるから、思いもよらない事件が起きるのではないか?

教える側の大人も、教わる側の子供も、疲れている。

「自分で考える」力を養う為に何が重要で、何が不要なのか、生活の整理整頓をしたい。
他人が考えていることを必死に聞く前に
「私は何を考えているのか?」 を自分に問いたい。