カボチャを毎日切っている。 丸丸1個を切るのだから命がけだ。 力と集中力が必要だ。 片方から入れた切れ目が分からなくなった時などは、特に色の濃い皮のしまった時は大変だ。サランラップの切れ目が分からなくなった時に似た苛立ちと焦りでじっと切れ目を探す。
スイカみたいに切れ目が入ったからといってすんなり割れない。 「ここでよそ事を考えてケガをした人って沢山いるに違いない」 私はいつもそう思いながら集中して切る。 一歩間違えたら大ケガになる。

ピーラーやベンリナーで小さな(時々は大きな)切り傷を作るとは話しが違う。

カボチャを切る時の私の集中した顔を是非ともお見せしたいものだ。

明日もカボチャのいとこ煮とカボチャ水羊羹を命がけで作ろう。

こんな心のドラマがあるから仕事を楽しめる。 今日は朝6時前に出勤して6時半に帰宅した。
既に睡眠薬を混入されたかの様な睡魔に襲われている。

しっかり寝てカボチャへの集中力を養いたい。
自分以外の人から言われた態度や言葉によって、自信をなくしたりすることを「モラルハラスメント」と言うそうだ。
他人に自分をコントロールされるのだ。
自分をコントロールするのは自分しかいない。 もしも他人の言葉や態度で心が乱れたり自分が嫌になってしまったら、それは確実に「モラルハラスメント」を受けている。 その手にのってはいけない。 自分は自分でコントロールしなきゃ。

何故こんなことを思い始めたのか・・・私もやっと自分をコントロールできる様になったから。

身の周りに起こる全てが私の人生には必要だと思える様になったから。

自分の人生は自分で創り出す。


おからの餃子を作りながら、ふと思った。
藤山さん作の「高野豆腐フライの田楽味噌」VS 私作「カボチャのいとこ煮」。 ずーっと2人で厨房で料理している私達は勝負している。
何かしら新作を編み出し、お客様の反応を伺う。 こんな楽しみが毎日の過酷な日々を笑いに変える。 今日は藤山さんのネギの牛肉巻きが人気だった。 私は茄子の生姜寒天を作ったが売れ行きは今ひとつ。 だけど焼き鮭ご飯はヒットだった。 明日は今日仕込んだポテトコロッケを出してみる。ご飯は、今日藤山さんが灰汁抜きしてくれた「ワラビ」で山菜ご飯にしようと思う。
「わたぼうし」は今日も超忙しかったんだろうな。
田坂さん、モロちゃんは元気にしてるかな。 どんなに忙しくても頭から「わたぼうし」は離れない。 「わたぼうし」のスタッフは私の大切なブレーン(脳)だ。 実はローソンにも2名いる。
大事なみんなの顔を思い浮かべながら、新作に挑む。
明日も藤山さんと対決だ。