今日はパーティーの朝の仕込みでなすびを蒸して裂いた。 その後、わたぼうしに移動し、茹でたなすびを裂いた。 なすびって縦に裂いたら本当に美味しそう。
ただ、半分に切った切り口が生の時には本当にきれいなのに火を入れると黒くなることがあるから注意。 きれいに蒸しあがる時と黒くなる時があって、なんでだろう?と思っていたら、どうやら高温で一気に火を入れると良いらしい。

今日のお風呂は大変高温で目が覚めた。きっとなすびも高温だと驚いて黒くなる暇がないんじゃないかと思った。

ジワジワと火を入れた方がいい男爵芋があったり一気に高温の方が良いなすびがあったり、野菜の美味しさを引き出す方法は野菜によって違う。

人間とよく似ている。 人によって特徴が様々で、その人の良いところを引き出す方法も様々だ。

明日はなすびをきれいに蒸せますように。
結婚して19年。
仕事でも習い事でも、こんなに長続きしたことはない。
よくぞ頑張ったと思う。 ご飯の時にはテレビを消す、履き物は揃える、自分で出したものは自分が片付ける・・など生活の中の些細な事を子供達の生活習慣にしたい私の切望をことごとく切り捨て、両親が離婚した家庭で育った私を「普通ではない」と言い続け、少しでも意に添わない意見をすれば暴れ出し、私の両親の悪口が大好き・・・、麻雀を毎日の午後からの日課にして、ゴルフも楽しみ、飲み屋のお姉ちゃんとあちこち遊びに行き、生活費は分担制・・・・こんな主人に仕えてもうすぐ20年。 上っ面しか知らない無責任な人は「奥さん思いのご主人ですね」と言う。「お前が普通じゃないから俺がこうなった」と言い訳する主人にそっくり。
今まで誰にも愚痴らず、子供達にも一切主人の悪口を言わなかった私。本当に嫌気が差し、こんな日々を誰にも話せず耐えた私自身が哀れになった。 新しい生活を始めよう、家を出よう・・と決心した。 昨日が決行日だった。 が、出来なかった。 出来ない大きな理由があった。忘れていた。 しかし、でも、私の心は新しいスタートを切った。 もうモラルコントロールはされない。 ありのまま、あるがままに生きていく。
特別なスタートを切った。
今日も朝から沢山のお客様に来店いただいた。 朝8時過ぎから一生懸命に料理を作り、11時の開店を迎える。 今日もお客様に感動していただける店になっているだろうか。 3時過ぎまで大忙しに動きまわり一息つくと夕方の準備にとりかかる。 5時からご予約のお客様が次々に来店され今日の夜の営業は7時の時点で店内には100名を超えるお客様がいた。 そんな中で必死で働く私の心身を凍らせる食器がさがってきた。 ほぼ全種類のデザートと一生懸命に作ったおかずの数々が殆ど手付かずでもどってきたのだ。 バイキングの店だからお好きなだけ召し上がっていただけるが、バイキングだからこそ「食べ残し」はいけないと思う。 少し欲張って取りすぎたり、口に合わず少し残るのは仕方ない。でも今日の残し方は許せない。 何度か来店されるお客様で、いつも残すことはあっても今日ほどは初めて。 おまけに「時間が経ってぬるくなったから下げて」とスタッフに言ったらしい。 私は厨房で怒りまくった・・いや怒り狂った。

が、ふと考えてみれば、私にも原因はある。 食べ物を大事にするのは道徳心であり、個人個人の考え方の違いがある。私達店側から「食べ残しのないようにお願いします」と一言も伝えてないのだから私達にも原因がある。

忙しくなればなるほど私は不安でたまらない。 沢山のお客様1人1人に喜んで頂けただろうか。 忙しいとつい1人のお客様を「その他大勢の中の1人」と思ってしまいがちだ。 目の前の1人のお客様に満足してもらえい者が、どうやって大勢のお客様に感動を与えられるだろうか。

忙しくなればなるほど繊細な「おもてなし」ができるようにしたい。
それこそが私が目指す店作りであり存在価値だと思う。
今日の「食べ残し事件」のお陰で立ち止まることが出来た。 私にも原因があったのだ。 あのお客様が満足され、食べ残しなく気持ちよく召し上がって頂く方法を考えてみよう。

何だか頭がリセットした1日だった。