こんにちは。
山下社会保険労務士相談センター代表の山下俊一です。
昨日、労働契約法の改正案が国会で可決されました。
法案の詳細は、まだわかりませんが、
新聞報道等で見聞きする限りでコメントをしてみたいと思います。
●画期的な点
・非正規社員の労働契約が更新等により通算5年を超えた場合、
本人の申し込みをすれば期間の定めがない雇用することを義務づけ
・正社員と非正規社員との待遇の格差を禁止
・実質的に無期雇用契約と変わらない非正規社員は、
合理的な理由がなければ雇い止めできないことを明文化
●懸念される点
・6カ月以上のクーリング期間があれば、
通算契約期間がリセットされる点
・無期雇用に転換する場合の労働条件は、
有期契約時と同じでよいとされた点
●その他の注意点
・5年の労働契約期間は、当法律施行後からの年数となる点
※法律施行前に雇用された年数は対象外となります
・労働者自身が申し込みをしなければ無期雇用への転換がされない点
以上です。
ガタガタになった日本の雇用制度を立て直していく、
という観点からみれば今回の法案改正は一歩前進と言えるでしょう。
ただ懸念される点にも書きましたが、
クーリング期間等が出来たことで、
派遣法の3年しばりと同様に陰湿な脱法行為が行われることは
十分に予見されます。
「自分さえ良ければいいという社会」、
「敗者復活が出来ない社会」の価値観を変えていかないと、
そのツケは、最終的に自分に返ってくると思うのですが、
いかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。