第6回です。

 

少し古い作品になります。

ジャンル的には純文学になるのでしょうか。

まあ、ジャンル分けって意味ないよね。

 


 

パルタイ 倉橋由美子

新潮文庫

 

 

パルタイ (新潮文庫)

 

 

ジャンル:文学

おすすめする人:全年齢

読書のお供:暗めの部屋でお酒と共に

 

「わたし」は恋人である「あなた」から「党」への入党を進められる。

しぶしぶ「わたし」は手続きのための「経歴書」の執筆を始めるが、

それが受理されると同時に、「わたし」は「党」を脱退することを決意する。

…他5篇の短編集

 


 

僕が最初読んだのは、

20代前半より前だった気がするのですが、

なんとなくファンタジーのような感じで読んでました。

 

パルタイ、というのは英語で言うところの「パーティ」ということで、

作品に登場する「革命党」のことを指しています。

当時は革命用語はドイツ語だったんですね。

「ブント」とか「セクト」とか。

 

当時の学生運動に対する風刺、

心酔する学生の熱狂にたいして、冷ややかな視点で

書かれています。

 

僕は学生運動世代ではないですが、

当時の学生の心中を除いているような

感覚を覚えます。

 

僕は全然読書量が足りないので、

たくさん本を読んでいる人は、

楽しめると思います。

他者のレビューでもカフカ的とか

言う人もいるので。

 

短編集としては、

表題作以外を推している人も多いようで。

僕は実はあまり印象に残っていない。

読み直したほうがいいな。

 

彼女が学生時代に書いた作品ということで、

若さを感じる人もいるかもしれません。

 

しかしながら、名作と断言できる

作品なのではないかな、と思います。

自分の平衡感覚を確認するのに

最適な本、と言えるかもしれません。