第1と第3の土曜部の12時半までが、私のお当番である。

 

 

朝は8時45分までに出かけて、サロンに掃除機をかける。

 

廊下も、これもまた、コード付きの掃除機で、丁寧にかける。

 

男子用と女子用のトイレも、申し次の合った通りに掃除する。

 

洗面台も、ピカピカに磨き、これで準備は終わり、、、。

 

コーヒーカップなどの準備は、もう一人のお当番さんがやってくれる。

 

 

いろんな方がやっているので、決まったようにやっておかないと、いけないのだ。

 

 

本日は、いつもの土曜日と違って、とても暇だった。

 

私たちの当番の日は、30杯、を超える、コーヒーを出している。

 

ところが今日は、暑さのせいか、客が少なかった、、、。

 

10杯ほどだった。10人の客というわけである。

 

 

歩こう会も、卓球も、おやすみだったらしい、、。

 

やれやれ、、、。あまり、熱心でない私は、客が少ない方が、楽でうれしい。

 

 

ところが、少し、痴呆が進んできた、常連さんが、2時間も居座る。

 

このサロンは、みんなで助け合うところだから、そういう方こそ、相手をしてあげねばならない。

 

 

おなじはなしを、なんど、したかしら???

 

そのうちに、来月の当番表を見た、彼女が、怒り出した。

 

 

私の名前がない。とうとう、はじきだされた、、。

 

相方さんと一生懸命、その方の気を紛らせようとするが、

 

そういう時は、頑として、惑わされない。

 

 

気の付く、相方さんが、隣の部屋に、決める方がいるから、聞いていらっしゃい。

 

聞きに行く前に、当番表をバーンとほおり投げて、すごいお怒り、、。

 

 

おお、こわ、、。相方さんが、お隣の部屋に行って、お偉い方を連れてきた。

 

なんか、自分の当番がないと、怒り出したよ。

 

 

さすが、慣れている方は、うまく、お盆だから、お休みだよと、言い聞かした。

 

そのあともなにやかやとぐずっていらしたが、

 

時間が来たので、午後当番さん二引き継いで帰ってきた。

 

 

ボランティアだから、それも仕事、、。

 

でも、昔、あの方もしっかりした方だったのにと、何か考えさせられた。

 

 

同じ話を何度したか、ロッカーになにか、入れ忘れたと、何度ロッカー改めに、つきあわされたか、、。

 

それでも、彼女は、一人暮らしで、ある。

 

市の包括支援も入っているから、大丈夫だと思うが、あまり安心はできないと思った。

娘の嫁ぎ先のお義父さんがなくなられて、初盆なので、お供えをお送りした。

 

こちらでは老舗の、お菓子屋さんから、送ってもらう。

 

 

こちらの文化では、お盆は、8月だから、忘れないようにと、気を使った。

 

毎日が日曜日だから、つい、うっかりが多くて、いやになるほどだ。

 

 

暑い日が続くから、早いうちに、眼科へ行き、その足で回った。

 

 

眼科も暑いから来るのも大変でしょうと、4か月分の目薬をくださった。

 

それほど、悪くないのに、まじめに通っているから、まあ、ご褒美か。

 

 

それで、お菓子屋さんでのこと、、。

 

クーポン券があったので、お出ししたら、送料無料が、一番お得です。

 

 

水羊羹の詰め合わせをえらび、お供えののしを頼んで、送ってもらうことにした。

 

お釣りをくださったら、まあ、北里さんが、一番上にいらっしゃる。

 

 

あらぁ、お初にお目にかかります。

 

店員さんが、私も始めてみました。

 

 

何か、うれしいわと、私。ようございました。と、店員さん。

 

たった、お札一枚、だけれど、、何か、いいことも、転がり込んでくると、いいなあと、思いましたわ。

かかりつけ医で、検査を受けてくださいと言われて、

 

兄が、公立病院で、精密検査をしてきた。

 

 

結果は、兄嫁も付き添って聞いてきたのだが、

 

兄は、強い抗がん剤を使う治療は、したくないというのが本当の気持ち。

 

主治医も、家族で、よく相談して、と、治療を決める日を指定してくれたという。

 

 

その日がすんでも、私には、どうするかを、聞かせてくれていなかったから、

 

思い切って、車で出かけて、話を聞いてきた。

 

 

兄嫁が、家族会議で、本人の希望の、無治療を決めたという。

 

ええっと、思う私、、。病気から、逃げるな。と、言いたい。

 

 

だが、私、兄の検査結果を、詳しく聞いていない。

 

このところ、足が痛くて、歩けなくて、実家は、ずっと、ご無沙汰だ。

 

どうしてもの用事があるときは、兄嫁が来てくれていた。

 

長く、オランダに住んでいた娘も近くに帰っているから、相談相手はある。

 

お父さんの病気の話だから、そりゃ、娘や、息子と、相談すればいい。

 

 

いい話でなければ、余計、私には、言いたくないかもしれない。

 

 

もう、そう、決めたから、、、。

 

今、なんともないのだから、つらい治療はしたくない。兄の気持ちは、わかる。

 

 

でも、今、打てる手があるのなら、やらなくては、、。これは、私の子持ち。

 

 

私は、なんとも言えずに、重い気持ちのまま、帰ってきた。

 

家族会議に、入れないのだから、決まったことに何も言えないし、

 

大体、検査の結果の詳しいことを、聞いていないのだから、、、。

 

 

肺がんらしいのだが、がんの細胞を取り出せず、がんの顔が見えていないとも言っていた。

 

 

本人は、碁を打ちながら、死んでいきたい、こう、望んでいたいた。

 

ちぇっ、まったく、わがままな人、、、。

 

 

手をつないで、遊んでいた幼児のころと、ちっとも変っていない。

 

病気なんて、闘う気持ちがないと、却ってつらいだろうにと、私は、心配している。