西洋料理と洋食の違い | フードアナリスト蔦洋子のブログ

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2020.11.19

 西洋料理と洋食の違いはご存じでしょうか。
西洋料理は主にヨーロッパを中心とした料理を再現したもの、洋食は西洋料理をベースに日本人の好みに合わせて発展した日本独自の料理のこと。今では家庭料理の定番になっているトンカツやカレーライスなども洋食の一つです。

 殺生を嫌う仏教や血を穢れとする神道の影響から、日本では約1200年の間、肉食を禁止していました。明治維新とともに洋食は発展していくことになりますが、雑食性が高く海外からの食品を自国のものとして昇華する能力にたけていたのでしょう。日本独自の料理は、今や世界の中でも秀逸な料理として認められつつあります。
 



 今の時期、飲食店さんにも頑張っていただきたいですね。

※写真は、先日伺った長崎の「西洋料理発祥の碑」。
 幕末のころ、長崎に初めて開かれた西洋料理レストランでは、ビフテキやコーヒー、スポンジケーキなどがあったという記述があります。当時はお一人の料金が今の13,000円くらいで、前日までの予約が必要だったそう。電話のない時代に、予約も一苦労だったことでしょうね。

フードアナリスト
和文化研究科
蔦洋子(つたようこ)