本日の初レシピは、『人参とレンズ豆のポタージュ』です。
昔のメモが出てきたので、作ってみることに。
写真は撮っていませんが、人参とレンズ豆と炒めた玉ねぎをヒタヒタの水で煮込み、ブレンダーでポタージュ状に。
牛乳を加えてクミンと塩コショウで味をつけました。
レシピでは牛乳ではなく豆乳ですが。
ほんのり優しい味ですが、クミンの香りが和食には合わないかな。
ポタージュ自体、和食っぽくありませんが。
先日、図書館で本を借りました。
工藤 極さんという料理人が書かれた、
『 陛下、お味はいかがでしょう。「天皇の料理番の絵日記」 』
という本です。
宮内庁で洋食の料理を担当されていた方で、当時の想い出などが綴られています。
その中でも興味深かったのが、天皇陛下が召し上がる食事に使われる食材の呼び方です。
牛乳は「乳酪」、ジャガイモは「白芋」、カリフラワーは「花野菜」、パンは「麺麭」など。
日々のお食事のメニューは、たとえ洋食であっても縦書きとのこと。
50年前のことなので、今でもそうなのかは分かりませんが。
読んでいて、『言霊』という言葉が思い浮かびました。
先日聞いた話ですが、昔は、言霊が動くように外来語を日本語へ変換する人達がいらっしゃったけれど、今はそういう人がいない。
大量の情報がどんどん入ってきてそのまま使うので、言霊が動かない言葉になっている、と。
外来語そのままではなく、訳された日本語があるならその言葉で話すようにしてみようかと思ったのですが。
バスではなく「乗り合い自動車」とか?
スプーンではなく「匙」?
ルッコラではなく「黄花すずしろ」…。
うーーん、まずは、「携帯電話」あたりからかな。