今日は休暇が取れたので、初めて西宮市議会の民生常任委員会(決算特別委員会民生分科会)を傍聴した。


市民局の令和4年度の本市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件で、市議会議員さん達が日々、市職員さんの方々と折衝されてきた様々な課題について質疑応答がなされていた。


参政党の牧みゆき議員の勧めに応じ、自分自身が「政治に参加する第一歩」として行動出来たかなと思う。



 


という、西宮市議会 澁谷議員のX投稿記事や、多くの市議会議員さんの危惧コメントを見た事が、傍聴しようと決心したきっかけでもあったのだが...、


パイプ椅子で長時間傍聴するには辛くて、午後からの傍聴は止めにした。

(同時間に建設委員会が開かれていて、そちらを午後から傍聴したいとも思ったりもしたが...)


傍聴した「民生」委員会(市民局の決算報告)は、私達の普段の生活に直結する話しが多くて解りやすく、議員さん達が市の職員の方々と普段から折衝してこられた様々な課題の一端が分かった。



西宮市民の地域情報誌『宮っ子』の冊子について、


電子版への移行により膨大な印刷費(約4,600万円)と編集委託費や配送料(約240万円)の経費削減は、早急にやるべき課題ではないかと感じた。


多額の経費が投じられている一方で、地域活動に熱心な方々や、よくお読みの世代が、まだまだ紙媒体に馴染み深いという面があるそうで、印刷廃止は悩ましいとの事だが...。


従来、冊子は各自治会がボランティアでポスティングしているそうで、配布者の高齢化や自治会加入率の低下もあり、市内全戸配布は未だに実現していないため、配布出来ていない世帯には、市内各所の公民館等に取りに来ていただく対応をしているとの事...。


一方で、印刷発行部数を減らしながら一部残すという必要性も感じましたが、市の財政状況を考慮すると、思い切って紙媒体の廃止に舵を切る必要性を重視しては、と思ったりもした。




平成29年から設置してきた市内各所の防犯カメラ(約360台)について、


令和2年度迄の設置費(約1億5,700万円)と維持管理費(毎年、約1,467万円〜約2,490万円)が、市民の安全と防犯に役立っているとは思うが、


警察からの画像提供要請に対する事務経費(時間と手間、人件費)の問題や、防犯効果の検証が出来ない課題があるという。

また、警察からの協力が得にくい事情が有る(検挙件数を教えてくれない事や、オンライン化が出来ない)と、今後の防犯カメラの交換・更新や増設に多額の費用を投じる事には大いに問題がある。

兵庫県(議会)が県警との折衝を重ねて変革や改善が必要らしい。



自治会でのスマホ・アプリ活用について、


他自治体の防災機能付きアプリを採用してはどうかという議員の提言に、本市担当職員の反応が鈍く渋かったのには思わず閉口した。


自治会の加入率を見るよりも、参加率を上げる事を目標にするべきだという議員の指摘は、的を得ていて、意義深いと思った。


マンション住まいだと、理事会加入は自動的で必然であるため、加入率上昇を目標や指標にしていては、自治会問題の本質を見誤ってしまうに違いない。


以前、マンション理事会の理事長として参加した年1回の地域防災訓練・要支援者保護訓練とAED講習を想い出した。


今後は、地域コミュニティと消防署との連携や、防災機能付きアプリの活用は、地域の要支援者の保護や安否確認のためには欠かせないと思う。



今度は、是非、本会議も傍聴してみよう!




「考え方」稲盛和夫 著

人生・仕事の結果が変わる より


「人間には本来、自分だけよければいいという利己的な心とは正反対の、感謝を忘れず、思いやりに満ち、他の人のために尽くすことに喜びを覚えるという美しい心もまた備わっています。それは『良心』と表現できるような、崇高なものです。」

「利己的な心を抑制するように努め、この良心という言葉で表される美しい心を開花させることが大切です」