昨日最終のバスに乗って家まで帰りながらふと思った。
看板を見ると全部ハングルででもそれを不思議とも思わない自分がいて、
会社も会社の人間もみな韓国人で在日でも韓国と何のかかわりもなかったあたしが、
今この場所で働きながら生活して、そしてこの外国語だらけの国にいて違和感を感じなくなったことに、
ちょっとびっくりした自分がいながら。
ここはあたしが生まれた街でも育った街でもなく、
一人で日本から旅立ってここに来ていつの間にかあたしはしっかり自分の足で此処に立ってる。
あたしのいるべき場所、帰るべき場所があって、毎日をどうにかこうにか生きていて。
"外国で働くこと"って思ってるよりも楽なことじゃない。
此処に恋人がいても先輩がいても後輩がいても友人がいても、
でも満たされないさびしさを感じることのが大きいね。
だけど、あたしはまだ負けないよ。もうちょっとこっちで頑張ってから胸張って日本に帰るんだ。
日本に帰るときはちゃんとあたしの名前が入っている翻訳出版された本を全部持って帰るんだ。
それがあたしが韓国にいたっていう証拠だから、なによりもの証拠だから。
話は180度変わるけど、
昔からHIP HOPの文化すべてを愛しているあたしは、
韓国のこういうグラフィティを見るとなぜかわくわくしてしまう。
このグラフィティ初めて見た瞬間から虜になっててかっこいいって思ってたら、
"JNJ CREW"という正真正銘のプロのグラフィティーの人らだった。やっぱりね、センスが違うもん。
韓国に来て歌はもうしていないけど、CLUB行ったりダンス習ったり、
プロのHIP HOPあーちすとに出会ったりと、
これまた音楽面ですごい楽しませてもらってるなあって思いながら。