デッキの処方箋⑦ 種族的特徴(悪魔編)

諸注意は魔物の処方箋①をご覧ください。今回はという種族を扱ってみますー。


◎悪魔

攻撃性 A
APが高く、破壊系の攻撃的な特殊能力を保持。心削りも有効。
特殊性 B
破壊能力に優れる。またMP削りの特殊能力も多く、とにかく攻撃的。
操作性 D
クリーチャーの保険が利かず、破壊魔法に対して通常の回避手段しかとれない。
総合評価 B
ポテンシャルは高いが扱いにくい。まずは使い方を覚えよう。


魔物と同様、攻撃に特化した種族。APの高さに加え、出現した瞬間に敵を破壊する特殊能力を幅広く持ち、対応できるクリーチャーの種類はかなりのもの。また、全般的に相手のMPにダメージを与える特殊能力を持ったクリーチャーが多い。MP削りは非常に有効な戦法であり、そのため、コレを主眼に置いたデッキもある。このように、相手に対する嫌がらせ、破壊に特化してはいるのだが、その実、防御や回避、MP回復といった保険や支援が種族の特殊能力として利用出来ないため、クリーチャー破壊などによる被害を受けると一方的な展開を受けやすい。そのため、扱いが難しく、ポテンシャルの高さの割りに敬遠される。悪魔を使うのであれば、まず、それだけの回避・防御の仕方を覚えよう。ややデュエルに慣れてきたプレイヤーにオススメだ。


○Pick Upカード

・No.90カロン
 フィールドに手札から出された瞬間、敵のフィールドに存在する全ての擬似クリーチャーを抹殺する特殊能力を持つ。現在、擬似クリーチャーの利用はナカナカ多く、特にいわゆる擬似残留系と呼ばれるNo.364三頭の赤き龍や反転進化エレメント(処方箋③精霊編を参照のこと)から生まれることが多い。しかも、これらの擬似クリーチャーは能力が高かったり、生命吸収で多大なMPに還元されたりと敵にすると厄介なことこの上ないのだ。それを一掃できるため、タイミングによっては最強の破壊手段ともなりえる貴重な一枚。一番有効なのは、反転進化エレメントに対して。生命吸収などで逃げられると取り返しがつかないが、それさえも許さない。
 ただし、基本的な戦闘能力が極めて低く、特にAPはCP100のクリーチャーにも敗北するほど。擬似クリーチャーが敵に居ない場合、引いてもあきらかなハズレカードになってしまう。それに加えこのカードはタイミングが大切なため出しにくく、我慢を強いられることに。他のカードでカバーできるようにデッキを構成するように。また、クリーチャー破壊を果たした後にNo.410生命吸収やNo.116召還解除でMPにするのも有効。召還解除ならその後相手に擬似クリーチャーを出しづらくさせる効果も期待できる。
 対策としては、特殊能力そのものに対してあらかじめ擬似クリーチャーにNo.441飛天の祝福を装備すると被害を防げるが、このカードは未完などを防げず、あまり現実的ではない。基本的にはCP100でも構わないから擬似クリーチャーの脇にクリーチャーを置いておくことでカロンによる全滅とその後の攻撃だけは防ぐことが可能。警戒するなら、相手が水霧属性のクリーチャーを中心に出してきたり、悪魔族のクリーチャーを中心に出してきたら擬似の使用を止めたり、さっさとMPに吸収してしまったりするようにすると被害を減らすことが出来るかもしれない。反転進化エレメンタルデッキならカロンにやられてもすぐ次のエレメントが出るようにMPを残しながら連続してエレメンタルを出すようにするとよい。


・No.237邪人形
 フィールドに召還された瞬間、相手のMPを10減らす特殊能力を持つ。1ターン目初手に出していくと非常に有効で、端数を上手く調整できない相手なら実質MP50分の被害をうけていることになる。MP削りをコンセプトに置いたデッキの先鋒として扱われる。さらに、No.104心削りの石やNo.122魂の呪縛で畳み掛けると、相手がろくに行動できないままボロボロにすることが可能。ただし戦闘力は飾り程度で、期待できない。可能であれば、No.410生命吸収、No.116召還解除でMPにしたり、No.435特攻の剣を装備させて強力なクリーチャーに突っ込ませたりする利用法がオススメだ。
 相手にした場合はクリーチャーとしての被害はともかく、MPの端数を消化するように心がけよう。デッキにもよるが、No.121大地の恵みがどんなデッキにも入れやすく、汎用性が高めでオススメである。他にも、第二属性のカードで端数を上手く使いきるようにクリーチャーを出して言っても良い。


・No.243ナイトメア
 相手クリーチャーを撃破するごとにDPが+400される特殊能力を持つ。同様の成長型のクリーチャーにAPの上がるNo.189マンティコアがいるが、これはマンティコアより成長力が高く、CPが安いため出しやすいという特徴がある。成長するのがDPだが、この特性を活かし、反転系のカードを利用することによって最強クラスのクリーチャーを生み出すことも簡単だ。もともと、本体の能力がバランスがよくて悪くないため、相手のクリーチャーを撃破するのも比較的簡単だ。そうやってDPを伸ばしたところで反転するのである。これによりAP2500クラスが簡単に作成可能。ただし、No.116召還解除を使うと元に戻ってしまうため、No.412生体転送、またはNo.291現世の鎖で保護するように戦うと能力を活かしきることができる。
 相手にした場合は成長しきらないうちに倒すより他はない。反転系のカードによる足止めは、特殊能力もあって有効ではないので注意しよう。


・種族破壊能力クリーチャー
 悪魔族に特に特徴的に分布するのが種族破壊能力を持ったクリーチャーである。具体的には、No.247恐怖公アスタロス、No.248蠅の王ベルゼバブ、No.397邪者ロキの三体で、それぞれ魔人、天使、機械のクリーチャーに対応している。なぜ、一つの種族にこれだけいるのが有効なのかと説明すると、種族の手引きの存在である。CP400のこれらのクリーチャーに悪魔の手引きを利用するとCP300で召還でき、実質MPを50節約して出すことが可能であり、なおかつ、出した瞬間に発動する特殊能力のため、極めて有効な破壊手段となりえるのだ。その代わり、フィールドに居る敵に対して有効なクリーチャーが手札にいるかどうかという問題もある。また、先述のNo.90カロンも状況によっては、同様に手引きによる召還が有効である。一つの悪魔デッキで多数の種族に対応することが可能となるのだ。
No.247恐怖公アスタロスは特殊能力や属性の幅のおかげでいろんなところに出てくる魔人クリーチャーを簡単に倒せるし、No.248蠅の王ベルゼバブは擬似残留系クリーチャーのNo.375ヘルを一方的に葬ることが可能なのが大きい。No.397邪者ロキはとにかく使われる爾来を一方的に潰すことができ、相手の破壊手段を確実に葬ることが出来る。など大型デッキとして有利な特徴があるのだ。
 扱いが難しいが、出した瞬間にどんな強いクリーチャーも問答無用で葬る特殊能力のため、決まった時の快感と相手へのダメージはすさまじい。特にCP300以上の大型のクリーチャーを葬るとそれだけで出した価値はあるというものである。
 出される側は、相手のデッキの傾向が悪魔族に偏った大型デッキであると思われたら、CP400が出てくる可能性も頭に入れていい。デッキにもよるが出す種族をバラしたり、出すクリーチャーの量を控えめにしたり、未完のキューブをフィールドに仕込んだりするのが良い。対応した大型を出すのは控えよう。ちなみにコレは他の種族の種族破壊能力クリーチャーに対してもいえることである。


○サンプルデッキ
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種族破壊能力クリーチャーを前面に押し出したデッキ。クリーチャーが大きい代わりに現世の鎖や生命吸収、召還解除などを多数取り揃えており、そうやって引き上げたMPを手引きで即座に運用できるようにするなど、種族破壊能力を有利に扱えるよう仕上げてある。また、低コストの相手や爾来にも対応できるように破壊石Lv1やマンドラゴラ、足止めカードによる攻撃の妨害を防ぐため、封魔石Lv1を導入するなどを行う。扱いにくいが決まれば一発で戦局がひっくり返る可能性を持つデッキ。我こそはと思う人はどうぞw


この「デッキの処方箋 種族的特徴」はこれにて終了です。今後は同じコーナーで魔法や属性などを扱っていこうかなと思っています。皆様私の長々としたコラムにお付き合いいただき、ほんとうにありがとうございます。そして、これからもどうかよろしくお願いしますw また、お会いしましょうー。