ノーベル賞で「時計遺伝子」に注目
時計遺伝子という言葉に惹かれて読んだ。
時間の分子生物学 (講談社現代新書)
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さっき奥付を確認すると2003年発行(初版本)だ。
ショウジョウバエを使って遺伝子研究を経験した著者の
「時計遺伝子」の説明がわかりやすくて感動した記憶がある。
1980年代に体内時計の部品というべき遺伝子ピリオドの研究などが
評価されたということ。
内容は非常に高度でむずかしいけれど、
睡眠の勉強をすると必ず行き当たる「体内時計」。
ノーベル賞が身近に感じられる。
遺伝子が制御するタンパク合成などの生化学の研究は、
時代とともに進み、時間薬学、時間栄養学など
時間医療として反映されつつある。
誰もが経験・実感する体内時計の働きが「睡眠」。
ノーベル賞のニュースで、改めて注目が集まるかも。