仕事多忙に加え、確定申告の準備等で書くのがこの所、次回放送の前日となってしまってます…


 復活したダグデドを倒す切り札は、王様たちがそれぞれ持つ「王の証」にあった。ラクレス曰く、王の証には、国を滅ぼしかねない危険な力が封印されているという。力の使い方を間違えないようにするためには「まとめ役」が必要。そこで王様たちは、王様戦隊のリーダーを決める対決をすることに。紙風船をピコピコハンマーで割る対決は、いつのまにか取っ組み合いのプロレス大会になり、最終的には武器を使って本気で戦う大騒動に発展。どう考えても様子がおかしい王達に、ギラは「こんなの、ただの仲間割れ!」と憤慨。そこに、王の証の力を解析して使えるようになったヤンマが現れ、電撃で王達の変身を強制解除させ、カオスなリーダー対決を終わらせた。


 これで一段落…とはならず、ヤンマは他の王達をさらに襲撃して暴走! 彼の電撃で、城にいたギラは街中に吹き飛ばされてしまった。そこで彼が見たのは、ヒルビルに洗脳されてつかみ合いのケンカをする民達。ダグデドに新たな力を与えられてパワーアップしたヒルビルは、民だけでなく王達も操っていたのだ。冒頭、流石に一度殺された件含め、ちきゅー制圧さえも思う様にすすまぬ状態もあり、かなり苛立っていた様子のダグデド。五道化のメンバーをサンドバックの如くぼこぼこにしながら次なる命令を下す。いわゆる後が無い状態。それにしてもヤンマはヒルビルに最後の最後迄手こずらさせられた形になってしまいました。


 雷が落ち、街中が火事になり、恐怖で逃げ惑う民たちに、ダグデドは再び喜び出し。民たちをコレクションにしようと、天からドロドロの琥珀を降らせて固めていった。最悪の状況の街を見下ろすヤンマも、「無敵じゃねえか!俺がテッペンだ!」と笑顔だ。そんな彼を正気に戻そうと、ギラは「ヤンマは王様だろ! だったら民を守るためにしか力は使っちゃダメだ! 一人も残さず救うために、みんなを見渡すためにテッペンに立つんだろ!」と一喝! ギラの熱い思いと拳によってヤンマの洗脳が解け、2人はキングオージャーを召喚! 巨大化したヒルビルを見事倒し、琥珀に閉じ込められた民たちを助け出した。


 前記のヤンマの暴走。この姿にラクレス自身もかつての他国を虐げ、民を支配する歓喜の気持ち重ねて、過去の失敗、見習ってはいけない助言のシーンは印象的でした。「俺が目指すてっぺんはこれではなかった、あんたを反面教師にし、俺は俺で改めててっぺんを探す」と返したヤンマ。そんな二人の姿を微笑ましく見るギラ。公開処刑に発展する迄のヤンマラクレス間に、これまでの蟠りが全く無くなった訳ではないのでしょうが、それでも一つ互いを理解するきっかけになった今回のエピソード。三人のこんな姿を見る日がよもや来るとは…最終回が近づいてきたんですね。残り一ヶ月、悔いなく書かせて頂きたいと思いました。

 

それではまた!