生活色々
うちには「アンちゃん」という
私が死んだら一緒にお棺に入れて
燃やしてと言っている人形がいる
私の元に来てもう○十年…
ずーっと一緒にいる私のお守り
私がまだ若くガンガン飲みに行って
いた頃、2軒目にいったお店のカウ
ンターでおじさんに会った(初対面)
いい具合に私もおじさんも酔っ払い
おじさんが「俺ね〜実は視える人😁」
へー凄ーい😝私、何かついてる〜?
キャハハハハ〜🍻みたいなノリの時
おじさんが真顔でじぃーと私を見て…
・貴方が小さい頃、病気か何かの時に
たぶん親族の男性に貰った人形がある
でしょう、その子は貴方に似てると言
われて大事にしてた、でも最近放って
おいているでしょう?
その子ね、貴方を守ってるよ。貴方に
来るはずの災いから貴方を一生懸命守
って貴方の身代わりになっている。
だからお顔や手足を綺麗にして声をか
けてあげて、喜んで笑うから。
・貴方のうちの玄関に…うーん白い…
何だろう…灯籠のひっくり返った様な
変な置き物がある。それは処分して
それは不吉なものを呼んでる
それから私は3軒目に行って頭がポヤ
ポヤするくらい飲んだけれど、帰り道
おじさんの言葉がぐるぐる回って今で
言う「すん…」と醒めた状態になって
家に着いた瞬間、アンちゃんのお顔を
拭いた
アンちゃんは、私が熱で寝込んでいた
時、父が「貴方に似てた」と買ってき
てくれた人形(うちは母も私も人形や
ぬいぐるみに興味が無く、人形はお雛
様くらいしかない)
おじさんの言葉が当てはまり過ぎてて
久しぶりにまじまじと見たアンちゃん
は少し埃を被っていて確かに悲しそう
な表情をしていて…私はタオルを温め
てアンちゃんの全身を拭いて寝た
翌朝、母に白い灯籠の様なものが有る
か聞くと(玄関の横に鬱蒼とした箱庭
があった)何かそういうの有った!と
言うので2人で見に行き速攻処分した
(父が何処からか持ってきたらしい😠)
おじさんとはその後1度も会う事なく
どこの誰だかも分からないし、あの話
が事実なのか戯れ言なのかも解らない
でもあの言葉は妙に心に引っ掛かって
四半世紀、アンちゃんと一緒にいる
こういう話は、毛嫌いする人もいるし
変に入れ込んで置き物やお札を進めて
くる自称視えるちゃんとかスピ野郎と
かいるけれど、基本私はそう言うのに
興味はない。ただ…アンちゃんだけは
信じている
西日暮里にお人形のリペアをしてくれ
る所があるらしいので、いつかアンち
ゃんを連れて行きたいなーと思う