読書風景。
ビギナーズ・クラシックスとは言え、かなり分厚いです(´Д` )。
書いたなあ、実資(´Д` )。
なかなかのボリュームだったので、読み終わるまでに一体何本ビールを呑んだのか、自分でもわかりません(´Д` )。
藤原実資は平安時代の貴族で、藤原北家小野宮流の出身です。
藤原斉敏の子でしたが、祖父である関白・藤原実頼の養子となり、小野宮流の莫大な家領を受け継ぎました。
学識豊かで有職故実に詳しく、筋を通した態度を貫き、藤原道長などの同時代人から一目置かれる存在でした。
最終的に右大臣まで昇り、賢人右府と称されました。
大河ドラマ「光る君へ」ではロバート秋山さんが熱演されています。
『小右記』は小野宮右大臣とも呼ばれた藤原実資の日記で、この時代を知る上で貴重な史料となっています。
内容も面白いのですが、文章のリズムがまた面白いんです(´Д` )。
ちょっと抜粋してみます。
・奇と為す、奇と為す
・悲しき代なり、悲しき代なり
・愚なり、愚なり
・鑑戒なり、又、鑑誡なり
・弾指すべし、弾指すべし
・恥づべし、恥づべし
なんかこう、面白いんですよ(´Д` )。
いや実資さんは至って真剣にお書きになっておられるのですが、なんだか「腹立つ(´Д` )!」ってぷりぷりしながら日記を書いているのを想像してしまいまして。
ちなみに、ぱんだの脳内では完全にロバート秋山さんの実資で再生されてました(´Д` )。
なお、藤原実資は平安時代としては驚異の90歳まで生きて、天寿を全うされました。
だから日記も膨大なんですね(´Д` )。
平安時代で90歳・・。
日記を書くのってもしかしたら健康に良いのでしょうか(´Д` )。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
参考:藤原実資著・倉本一宏編『ビギナーズ・クラシックス日本の古典 小右記』角川ソフィア文庫、令和五年