倶利伽羅不動寺(´Д` )。
石川県河北郡津幡町にあるお寺です。
高野山真言宗別格本山で、不動明王をご本尊としています。
本日ご紹介するのは、この倶利伽羅不動寺の山頂本堂です。
倶利伽羅不動寺
倶利伽羅不動寺は奈良時代の養老二年、元正天皇の勅願によって、インドの僧・善無畏三蔵法師が山頂付近にある不動ヶ池において、国家安穏・万民豊楽の祈願をした際に、感得した「倶利伽羅不動明王」をそのまま彫り、奉安したことに始まる霊場であると伝えられています。
平安時代の弘仁三年、弘法大師が諸国を巡った際に、当山にてその不動尊を拝し、あまりのありがたさに扉を閉めると共に、ほぼ同体の不動尊を刻み、御前立不動尊としました。
倶利伽羅とはサンスクリット語で剣に黒龍が巻き付いた不動尊のことで、古来「倶利伽羅紋々」として入墨にまでされ、広く信仰されてきました。
このようなお姿の不動尊は日本で唯一であり、その御名を取ってこの山を倶利伽羅山と号し、北陸はもとより、全国の不動尊霊場となっています。
倶利伽羅不動寺
七福神の像らしきものがありました。
左は米俵に乗って小槌を持っているので大黒天、右は釣り竿を持っているので恵比寿天ではないかと思われます。
倶利伽羅不動寺
参道前には記念碑などが並んでいました。
では参道を登っていきます(´Д` )。
倶利伽羅不動寺
登りやすい階段です。
提灯や旗が雰囲気出してます(´Д` )。
倶利伽羅不動寺
こちらは手水です。
紅葉が美しくグラデーションになってますね。
風流(´Д` )。
倶利伽羅不動寺 山頂本堂
こちらが倶利伽羅不動寺山頂本堂です。
弘法大師奉安の倶利伽羅不動明王を始め、阿弥陀如来・聖観音菩薩・毘沙門天・善無畏三蔵法師・弘法大師などが祀られています。
現在の本堂は、昭和になってから、金沢の卯辰山にある了願寺の忠魂祀堂を解体して山頂まで運び、建立されたものだそうです。
以上、石川県の津幡町にある倶利伽羅不動寺山頂本堂について紹介しました。
次回は、奥之院などについて紹介していきますので、またご覧いただければ幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
参考:倶利伽羅不動寺各案内板
倶利伽羅不動寺ホームページ