日本酒「菊姫 純米ひやおろし」 | 金沢徒然日記

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日々金沢中を徘徊している暇人ぱんだが、つれづれなるままに加賀百万石の文化都市、金沢のことを書き綴ったブログ。金沢の観光スポット、神社仏閣、文化施設を深く深く掘り下げて紹介していきます。

日本酒が大好きなぱんだ(´Д` )。
毎年秋に販売されるひやおろしをそれはもう楽しみにしております。
ひやおろしとは、冬の厳寒期に作り、蔵内で一夏越してほどよく熟成させたところで瓶詰めして出荷されるお酒のことです。
初しぼりが若々しくフレッシュな味わいをしているのに対し、ひやおろしはやわらかな味わいが特徴。
ゆったり呑むのに最適なのです(´Д` )。
というわけで、今年も買いましたよ、呑みましたよ、ひやおろし(´Д` )!
去年は天狗舞を買いましたが、今年は菊姫にしてみました。


「菊姫  純米ひやおろし」
ラベル、なんだか漢詩が書いてあるなあと思ったら、杜甫の「登高」という詩なんだそうです。
古来中国では重陽の節句に手近な山に登り、菊の花に浸したお酒を呑むことによって厄払いをする登高という行事がありました。
重陽の節句かあ(´Д` )。
ぱんだ何もしなかったなあ(´Д` )。
せめて菊姫をいただくとしましょう。

【基本情報】
原料米  山田錦
          (兵庫県三木市吉川町・特A地区産)
精米歩合  65%
酒母  速醸
熟成年数  一年未満
アルコール度数  17度以上18度未満

どれ、まずは香りから(´Д` )。
わー(´Д` )。
まるでメロンのような華やかな香り(´Д` )!
そこに、搗き立てのお餅のようなふくよかな香りやハーブや笹の葉を思わせる爽やかな香り、チーズのようなこってりした香り、大根のようなちょっと土っぽさを感じる穏やかな香りも混じります。
複雑で魅惑的な香りです(´Д` )。

ではいよいよ、いただきます。
口に含めば、さらりとした舌触り。
すぐになめらかな甘味とボリューム感のある芳醇な旨味がぶわりと広がります。
ピリピリした刺激的な辛味もあり。
そのうちにきめの細かい酸味と清々しいハーブのような苦味が出てきて、それらが絶妙に調和しながらするりと去っていきます。
後味はさらりとしていますな。

さすがは菊姫(´Д` )!
やはり美味(´Д` )!
甘味が非常に上品ですな。
上等な練り切りにも通じるなめらかさ。
旨味はとっても豊か。
たっぷりとした芳醇な旨味。
酸味や苦味が清々しいから、甘味や旨味が濃厚な一方で爽やかな印象も与えられます。
これらのバランスが本当に絶妙。
どれか味わいが突出してしまうことはなく、とてもよくこなれております。
味に良き奥行きが出ておりますよ(´Д` )。
ただ、だからと言って熟成酒みたいに完全に一体化しているわけでもなく、それぞれの良さを素直に感じることができます。
さすがはひやおろし(´Д` )!

やー、それにしてもすごい(´Д` )!
ちびちび呑んでいるのですが、少し口に含んだだけでも、ボリューム感たっぷりの味わいです。
濃醇(´Д` )!
濃醇(´Д` )!
味のふくらみが素晴らしい(´Д` )!
美味しい(´Д` )!
幸せ(´Д` )!

菊姫純米ひやおろし、堪能しました!
美酒でしたよ、まさに美酒(´Д` )!
来年は何を呑もうかなあ(´Д` )。
ごちそうさまでした。

参考:菊姫合資会社のホームページ
https://www.kikuhime.co.jp/products/純米ひやおろし/