ビルの二階にある店内は、少し照明を落とされた落ち着いた雰囲気。カウンター席とテーブル席がある。居心地の良い空間だ。
ジンとライムジュースのカクテルである。爽やかな酸味に仄かな苦味が混じる。きりりと引き締まった味わい。おいしい。
ギムレットと言えば、『長いお別れ』の中の台詞「ギムレットには早すぎる」が有名なのだろうが、個人的には高田崇史『QED』で主人公の桑原崇が愛飲しているカクテルというイメージが強い。
QEDシリーズには、ギムレットだけでなくミモザなどおいしそうなカクテルが出てくる。読むたびにカクテルが飲みたくなって仕方がない。
カクテルを飲みながら友人たちとゆったり楽しんだ。至福の時であった。