誓願寺 | 金沢徒然日記

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日々金沢中を徘徊している暇人ぱんだが、つれづれなるままに加賀百万石の文化都市、金沢のことを書き綴ったブログ。金沢の観光スポット、神社仏閣、文化施設を深く深く掘り下げて紹介していきます。

誓願寺は金沢の卯辰山山麓の寺院群にあるお寺である。来迎山と号し、浄土宗鎮西派に属する。

江戸時代になって、1636年に運誉寿光上人が金沢六枚町に建立し、1671年に二代目の清源上人が六百歩の寺領を拝領して現在の東山の地に移ったという。
もっとも、それ以前は鎌倉に建立されていたという説もある。

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こちらが誓願寺。よく見ると門のところに猫さんがいらっしゃる。

御本尊は阿弥陀如来像。
他にも、以下の仏様方が祀られている。
①苦行釈迦像(修行時の釈迦のお姿)
②開運弁財天像(東茶屋街の商人が商売繁盛を祈願、また芸妓が芸能の上達を祈願した)
③観世音菩薩石像(箸供養、歯痛治癒祈願)
④千躰仏像
⑤釈迦涅槃図

また、以下の人々のお墓もある。
①越野左助(加賀藩の金箔製造公認に尽力)
②道願屋彦兵衛(氷室饅頭元祖)
③飴屋弥兵衛(加賀藩御用達の若松飴元祖)
金沢の伝統文化や食文化に貢献した方々が眠っておられるのだ。

誓願寺は卯辰山山麓、金沢市東山にある。卯辰山寺院群を結ぶ小道は心の道として整備されており、散策しやすくなっている。心の道を辿って訪ねて行くのも良いのではないか。