おいしい笹寿司を提供しておられる芝寿しの弁当を紹介したいと思う。
蟹を散らすなんて夢のようだ。
人類の浪漫である。
誰でも蟹を巡って親兄弟と骨肉の戦いを繰り広げた経験がおありだろう。あるいは、友人たちと仁義なき戦いをした記憶がおありだろう。普段気を使っている職場の飲み会だって蟹が出た瞬間からバトルロワイアルが始まるものだ。
それくらい蟹は高価で貴重なのである。
弁当は全体的にあっさりした味わい。
蟹のクセが強すぎず、食べやすい。もっとも蟹好きとしてはもっと蟹蟹しくてもいいが。そしてもっとぎっしり蟹を敷き詰めてほしい気もする。
隴を得て蜀を望む。人間の欲望には際限がないのだ。
ただ、値段が626円と非常にお手頃価格なので、蟹の量としては妥当だろう。
むしろ、お手頃価格で蟹を食べさせてくださり、ありがとうございますという感じだ。
思えば今年初の蟹であった。
12月になってやっと今年初である。来年はもっと蟹を食べたいものだ。