当然駅弁も迷いに迷う。
何しろうまそうな魚介を使った駅弁がそこかしこに売られているのだ。
今回は筆者おすすめの笹寿しを紹介したい。
なお、購入した店は芝寿しである。
こちらは鯛の笹寿し。
鯛は元来淡白だが、押し寿司にすることで旨味が増している。
鯛の旨味に昆布の旨味がちょうどよい具合に混ざり合っていて、いくつでも食べられそうだ。
そして酢飯ととてもよく合う。
酒とも合う。素敵である。
こちらは鮭の笹寿し。
鯛とは異なり、レモンがあしらわれていて爽やかな味わい。
笹の香りが鮭の臭みを消しているため、とても食べやすくなっている。
笹寿しはこんな感じで売られている。
これは鯛と鮭のみだが、鯖が入ったものや、季節によっては鰤が入ったものも売られる。
笹のおかげであまり手も汚れないし、おにぎり感覚で電車の中でも食べやすい。
旅のお供にもってこいだ。
少々手が生臭くなるのはまあ御愛嬌である。
ちなみに、筆者が金沢で初めて買った駅弁がこの笹寿しであった。
当時そもそも押し寿司というものを食べたことがなかった筆者にとって、この旨さは青天の霹靂であり、非常に衝撃を受けた。
以来、旅に出るときは、必ずこの笹寿しを買い、車窓の風景を楽しみながら舌鼓を打っている。
笹寿しは金沢駅構内、あんとにある芝寿しで購入できる。
旅のお供にぜひ賞味してほしい。