中学卒業のとき、演劇クラブの後輩たちが、寄せ書きをした「色紙」をプレゼントしてくれました。

 

中央には顧問であった会沢先生のご染筆、「人生劇場それはすべてが本番である」と。

 

高校入学のときにクラス全員で、記念写真を撮りました。3年間担任であった温厚篤実な井上富夫先生、そして学年主任であった高橋清先生がご一緒でした。

 

高橋先生は激動する1970年、「より良き世の中」をつくろうと、自己の信念、理想に燃えて、政治家を目指されました。

 

結果、最高点当選でした。

 

先生の「人生劇場」(村田英雄 歌)、「悲しい酒」(美空ひばり 歌)をお聞きした記憶があります。お上手でしたよ。

 

まさに「青年将校」の如き、颯爽と己の信念を貫き、理想を実現せんと生きられた方であったと思います。

 

6期24年間にも及ぶ議員活動において終生、個人的栄達や名声、利権・蓄財とは無縁で、社会的弱者や底辺に生きる人々とも連帯し、平和・人権・平等を掲げ続けました。

 

いま、そのお姿、理想、お志、を語り継ぐことがありません。

 

身を以て教えを説く在りし日の気高き恩師、わが敬愛する先生をいまも思い出します。