「水無月の 夏越のはらえするひとは 千年の命 延ぶというなり」(拾遺集巻5 賀 よみひとしらず)

 

いよいよ六月、になりました。

 

お朔日(ついたち)は「海老三(えびさん)神楽」継承の「場」、行方(なめかた)に出向しました。

 

雪之介を帰水させて、正佐と中堅ふたり、頼もしくそして楽しく、執り行うことが叶いました。

 

おかみさんの三味線の響きに、感動ひとしおの女性がいてくれましたよ、お二人も。おかみさん、一門みな感謝しています。

 

さらに、まぜご飯にフキの実山椒煮(抜群の柔らか煮でしたよ)、蕨(ワラビ)のおひたし、茄子ときゅうりの漬物、等々。手料理をご馳走になりました。

 

先代正楽や叔父の好造(よしぞう)師匠らが、存命であれば、さぞかし喜んだことでしょう。

 

海老三の親方もご一緒に、と思えども・・・・・一抹の寂しさを禁じえませんが、それらを超えさせてくれるほどの、雪之介、正佐の底抜けに明るいパワー全開の、一日でした。