「ときは今 天が下知る 五月かな」。

 

歴史上もっとも有名な事変の一つ、「本能寺の変」直前に明智光秀が詠んだ連歌の発句です。

 

この事変は悲壮な決意と歴史の転換を意味しましたが、わが宗家は明るく歴史の末席にて、ささやかな一歩を記すことに致しましょう(笑)。

 

令和6年の春から初夏へ、小さな宗家の誇り高き「とき」。

 

それは装束、道具など、調(ととの)えてきた新品を、活用するのは「いまぞ」、の思いなのです。

 

雪之介には新品の「篭鞠」の曲芸具を、用意しましょう。

 

正佐には鍾馗舞の神面(おもて)、装束を。

 

少年部の弟子たちには、獅子舞の本手用を。

 

令和黄金期の柳貴家宗家に、新たなる邁進の「時ぞ至れり」です、まさに。