「カッコイイです」。

 

ガソリン給油のために入ったスタンドで、従業員の方から声をかけられました。

 

聞けば、毎年、節分祭に参拝するそうで、わが宗家による奉納神楽「鬼神祓の儀」、をご覧になっているとのことでした。

 

今時、若い方から思いもよらず(しかも伝統芸能をカッコイイとの印象で)声をかけていただき、嬉しいことですね。

 

朝、玄関を出ると、知らない若い女性の方からニコニコして「おはようございます」と、あいさつをされました。

 

わたしもご近所さんかと思い、丁寧にあいさつを返しました。

 

妻いわく、「あなたは知らなくてもあちらは知っていてくださるのですから、常に気を付けてくださいね」と。

 

雪之介も、正佐も、仕事先で随分と注目されていますが、師匠としてこころうれしく、目が細くなりがちです。

 

この春、中学生になった弟子と小学生高学年になった、かわいい兄弟弟子もこれから古典芸能、伝統文化を担い、「カッコイイ」存在になってくれることでしょう。

 

その日がもう目の前に来ているのですから、さらに稽古、精進いたしましょうね。