あなたはさんまちゃんくらい面白い？　そうでなければ・・・

こんにちは。夢分析の心理カウンセラーやなぎです。

前回の記事では、わが道を行き過ぎて孤立してしまうのは避けつつも・・・

「わたしも実はずっと会話し続けるのは苦手なんだけど・・・」と思っている人、つまり同じ匂いがする人を探すことが必要になるということ。

そして、そういう人は周りに目を配ってみると、意外なことに

３、４０人中に２、３人はそういう人がいるということが分かってくる

ということについて書きました。

ここではある種の思い込みのようなものを捨てることが迫られます。

それは

『私が興味や関心があることは、他の人にとっても関心や興味があることだ』

という思い込みです。

これは当たり前すぎることではありますが、案外この思い込みから解き放たれていないことが多いものです。

良くも悪くも、個性というものが強調される文化では、そういう思い込みは持たないようになるようですが、日本ではそうではありません。

『他人は他人、ひとはひと』

ということなのですが、頭では分かっていても、なかなかそうも思い切れないのがこの国の文化です（良し悪しではありません）。

このことが本当の意味で腑に落ちるようになると、興味や関心のツボが人とちがって当たり前だと思えるようになります。

そこから、自分には合う人と合わない人がいる、ということが初めて腑に落ちるようになり

ひいては、関心や興味の内容がちがう人に合わせて会話しようとしても、そこにははムリがあることを本当の意味で理解することができるようになります。

例として、明石家さんまさんのことを考えていただければいいと思います。

彼くらい腕があれば、ほとんどの日本人を笑わせることができると思いますが、彼はオンリー・ワンの存在です。

言い換えれば、彼のようにほとんどの人を笑わせることができるのは、１億人以上の人口が日本にいる中でただ一人（多分）なのです。

あなたにさんまちゃんくらいの腕があれば、ほとんどの人を会話でひきつけることができるでしょうが、異常なまでの彼の会話力と同じくらいの腕があると考えるのは現実的ではありません。

なお、少し専門的になりますが『どんな人が相手であっても、何でもウケをとることができるような腕をもっている』という思い込みは、精神分析学的にいうとある種の『全能感』だとも言えます。

ここで理解し、諦めなければならないのは

『どんな人が相手であっても、何でもウケをとることができるような腕をもっている』

という（無意識的な）思い込みです。

この考えを諦めることによって、会話をする際にもあまり力まないで済むようになり、気軽にはなしができるようになります。

ただ、このような思い込みを自覚し、これと決別するするのは自分一人でしようと思っても難しいように思います。

専門家と共に取り組んだほうが、精神的負担が少ないかたちで、より効果的なものにすることができるように考えます。

このような思い込みがなくなると、あなたのコミュニケーションはもっと気軽なものにすることができます。

それと同時に、あなたが持っている本来の良さというものを十分に発揮できるかたちでコミュニケーションできるようになります。

あなたのコミュニケーションをそういうものにしてみたくはありませんか？