こんにちは。夢分析の心理カウンセラーやなぎです。
わたしが夢分析の指針としているのは、ご存知のようにユング派における夢分析の方法です。
かつてはなんでもかんでも夢を『元型』に当てはめて解釈するような方もいたようですが、現在ではもっと柔軟に捉える方が主流のようです。
さて、夢分析にはいろいろなものがあります。
ユングに先立って夢分析の方法を提示したフロイト派のもの、メダルト・ボスの現存在分析論的なものなどが有名なものでしょうか。
また、ゲシュタルト・セラピーやフォーカシングでも夢について扱う方法はあります。
これらは精神医学や臨床心理学という領域からものです。
ところで、古来より夢は多くの人々の関心をひいてきたものです。そのため、様々なところで夢はもちいられてきました。
ギリシャでは病気など様々な問題の解決のために夢が用いられてきたことは有名ですね。
翻って東洋では、中国の荘子の思想は夢からインスパイアされたと思われる部分が大きいですし、仏教思想の中では唯識派も夢から多くのヒントを得ているようです。
日本では河合隼雄の著作で有名になった華厳宗の僧・明恵(みょうえ)が日ごろつけていた夢の日記『夢記』が有名でした。
ちなみに、河合隼雄は明恵のことを当初知らなかったらしいのですが、とある有名人に教えてもらったそうです。
その有名人とは・・・
ノーベル物理学賞受賞者である湯川秀樹だそうです。
物理学者にして漢籍を含めた文学にも通じているのは、さすが、といったところでしょうか。
このように、夢にかかわりがあった人は多かったのですが、その中には少し特殊なジャンルの人もいます。
それがこれから紹介していこうと考えているエドガー・ケイシーです。
ただ、エドガー・ケイシーって誰?という声も多いかもしれません。
なので、かいつまんで説明すると、『アカシック・レコード』にアクセスして、未来を予知したり、病気を治したりした、とされている人です。
つまり、『サイキック(霊能力者)』ということです。
次回ではエドガー・ケイシーと夢との関係について書いていきます。
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