マルがまだ高IQ and ASDと診断される前の話です。
児童精神科の先生に言われた事の一つに
学校の勉強についていけなくなるでしょう
というのがありました。
先生が言うには、公文などをうまく利用すると良いかもね〜、ガヤガヤすると落ち着かないだろうけど最近はオンラインもあるよ、と。
マルは公文をしていません。
でも公文は確かに高IQ児や凸凹キッズには良いかもとお勧めする主治医の先生の気持ちもわかる。もっと学びたいんだー!を(ある程度)満たしてくれますし、プリントだから予習だって復習だってじっくりできる。公文さんすごい。
なぜマルに習わせてもいない公文の事をこんなふうに言えるのか
実は、私。
私の母が、公文の先生をやっていたのですね。
とても人気のある教室で、惜しまれつつも寄る年波には抗えず引退しましたが、私が子どもの頃は
先生の娘さんがまだそんなところをうろついているの?と言われないために
さすが公文!先生の娘さん、結構先にすすんでいるわ!と思われたいために
母は私の持つ能力の限界をはるかに超える事をやらせていました 鬼やぁ
他の生徒さんはわかったできたと楽しくやっているのに、なぜ私だけこんなにしこたま怒られる
幸いな事に、先生だから家に教材があるのですね。
という事はもちろん解答もある。商売道具ですからね。
母が不在の隙をついて
丸写ししてましたね。
これぞ母も私もWin-Winというヤツじゃないでしょうか
私に残っている公文の記憶といえば、公文公(くもん・とおる)さんはどちらから読んでも「公文公」さんだ、とういう事と、当時のくもんのロゴマークがパンチの穴でKの字を形作っているという事に気づいて感激した、という事ですね。
そんな盛大にズルした経験があるので、公文に申し訳ない気持ち。また公文の看板を見るたびに湧き上がっていた、母から優しい笑顔を向けられた生徒さん達への嫉妬などもあり、おすすめしてくれた児童精神科の先生にはすまんけど、マルは今の所マイペースに進められるZ会のみを運用中です。
しかし1ヶ月に1日、その日に全部やっちゃうっていうね
意味なくない? みたいなね
今の所継続できているようなので、とりあえずヨシとしよう
大人の事情も充分理解できる年となり、面と向かって母に、あの時辛くて嫌だった。悲しくて寂しかったと言えた事は良かった。母も受け止め謝ってくれました。そしてこれをここに書く事で、40年以上抱き続けてきたマイナスの感情を昇華させる事ができたなーと感じています。あざます!
と言う事で、どこまでもぬるいマルの、家庭学習のお話でした