バイク用に使っているバックパック。ノースフェイスのヒューズボックスですが、長年の使用で大分くたびれてしまいました。

昨日の使用が決定打となり、買い替えを検討中です。




昨日、チェストベルトが走行中に切れてしまい使用不能に。気付いたら無くなっていました。

なで肩の私はチェストベルトが無いと走行中の振動でバックパックがずり落ちてしまいます。これはイカン…




地面に転がしたり重い物を運んだりと酷使したので、他の部分も中々の劣化具合に…

購入年はもはや思い出せないのですが確か前職場での通勤用に購入しており、おそらく6〜7年くらい使っている筈です。




コイツは日本一周の旅でも活躍してくれました。




77日間の旅の中には雨の日も風の日も、暑い日も寒い日もありました。

全行程で旅の装備を守り運んでくれた相棒です。




しかし、残念ながら愛着だけで使い続ける事は出来ません。捨てる事は無く今後はエコバッグの代わりとして活躍して貰いますが、新しいバイク用のバックパックが必要です。


そんな訳で候補を検討する事にしました。条件としては

①容量20〜30L

②防水性能

③チェストベルト装備

④デザイン性

⑤拡張性

の5つを基準に候補を考えてみます。




最初の候補はこちら。今使っているのと同じノースフェイスのヒューズボックスですね。

お値段は1.3万円ほどで、これから紹介する候補の中で最も安価になっています。反面で容量は30Lと、候補の中で最大。




割と便利なのがこのベルト部分。

カラビナを装着可能で、使い方によっては容量以上の荷物を運ぶ事が出来ます。




こちらは釣竿を装着した状態。

釣りのポイントまで向かう時に両手をフリーに出来るのが便利です。




取り立てて防水性能を謳っていないバックパックなのですが、内部への多量の浸水は豪雨の中6時間走った時を除いてありませんでした。割としっかり防水してくれます。




気になる点として、背面とストラップのクッション性が不足しています。長時間背負っていると地味に肩にくるので、もっとクッション性があるストラップなら良かったのだが…

あと、全く同じ商品を購入するのは、「買い物」というエンターテイメントの楽しさを削ぐ選択です。面白味には欠けますね。




次の候補はこちら、ライダーの方なら一度は見た事があるのでは無いでしょうか?ボブルビーという名で知られています。

正式にはPOINT65°Nというスウェーデンのメーカーが販売する、BOBLBEE25L GTXというバックパックです。いわゆるハードシェル型のバックパックで、背面は樹脂で成形されており型崩れを起こしません。




「POINT65°N ホームページより引用」

奇抜なデザインですが、転倒時に脊髄を守る事を意識して設計されています。

この安全性が主に欧州で支持され、日本にも輸入されている感じですね。容量はマチを展開させた状態で25Lと十分なものです。




「POINT65°N ホームページより引用」

拡張性も高く、オプション品を追加して容量を追加する事が可能。防水に関する言及はホームページにありませんでしたが、ハードシェルである事を考えるとある程度の防水性は持っていそうです。




問題となるのは価格ですね。リュック一つに5万円の予算は流石に辛いものがあります。候補の中では最も高価…




贅沢にフォージドカーボンを使った至高の逸品もありますが、約15万円。修理サービスが比較的充実しているので、一生物としてならアリ…なのかな?

カーボンモデルは流石に極端ですが、通常モデルなら検討しても良いと思います。




次の候補はアメリカのメーカーであるクロームの、バラージというバックパック。大さで3種類ラインナップされていますが、候補は容量22Lのタイプです。

最近知ったメーカーなのですが、自転車便の方が使うメッセンジャーバッグで知られるメーカーとの事でした。




自転車にフォーカスしたバックパックを製造するクロームですが、その利点はバイク乗りに共通する項目も多いです。

主なところだと防水性ですね。二重構造の生地とロールトップにより「完全防水」を謳っています。他にも写真の通り背面にたっぷりとしたクッションが貼られており、長時間背負っても疲れ難そうな点も評価出来ます。




「CHROME INDUSTRIES JAPAN ホームページより引用」

自転車にフォーカスしているだけあって、背面のネットにヘルメットを収納可能な点はロードバイク乗りとしては歓迎出来ます。

バイク用のフルフェイスは流石に無理だと思いますが、バイク乗りにも恩恵がありそうです。ツーリングの帰りに購入したお土産が入らない…という事態も防げるかと。




「CHROME INDUSTRIES JAPAN ホームページより引用」

あと、デザインが非常に好み。アクセントのブラウンレザーと背面のネットが良い味出してます。

ビジネスには絶対使えない奇抜なデザインですが、個人的には機能性とデザイン性のバランスが良いと感じました。プライベート用としてならアリです。




お値段は約2.5万円。候補の中では2番目に安価ですが、それでもまぁまぁインパクトがある価格帯ですね。




「吉田カバン ホームページより引用」
次の候補は日本のメーカー、吉田カバンのポーターというブランドからTACTICALというバックパックです。
メーカーに関して細かい説明は不要でしょう。控えめなデザインに確かな実用性を備えた商品を製造するメーカーです。



「吉田カバン ホームページより引用」

生地にはクルーザーやヨットの停泊時に使用するカバーの素材を使用し、ロールトップと併せて高い防水性と耐久性を誇ります。

またこのバックパックは23Lの容量なのですが、候補の中で唯一1kgを切る軽量さも特徴の一つ。軽くて困る事は基本的にありません。




お値段は4万円少しと候補の中で2番目に高価ですが、ポーターなら敷居が低いイメージ。ポーターの製品はこれまで何度か使った事がありますが、品質面で期待を裏切られた事が一度も無いからです。

高価でも購入後に後悔する事はないでしょう。一抹の不安を覚えるとしたら、シンプルなデザインなので通勤用に転用してしまいそうな事くらいです。




最後の候補はスイスのビクトリノックスというメーカーから、ツーリング2.0コミューターバックパックです。

容量は21Lとなっており、候補の中では最も小さいサイズ。




「出典:VICTORINOX ホームページより引用」

ビクトリノックスというとマルチツールが有名なメーカーですが、バックパックも販売しています。




私が現在通勤用に使っているバックパックもビクトリノックス製。

品質の高さは購入前からある程度予測出来ます。




「出典:VICTORINOX ホームページより引用」

ビクトリノックスのバックパックで特筆すべきは、背負った時の心地よさ。

体にフィットする上にクッション性も十分あるのですが、候補のバックパックは加えて背中が当たる部分がメッシュみたいな質感になっています。夏場でも快適に使えそう。




「出典:VICTORINOX ホームページより引用」

こちらも自転車用ヘルメットが収まるネットを備えていますが、ネットは使わない時に収納出来るタイプですね。スッキリしたデザインなので、非常にスマートな印象を受けます。




お値段は約3.5万円と、5つの候補の中では中間の価格帯。ただ使った事がある身からすると、その価値はあると思います。




以上の5つが候補として挙がりました。

価格帯は1.3万〜5万円と結構広めではありますが、どれを選んでも新たな相棒として活躍してくれる事でしょう。


現時点では本命がポーター、対抗がビクトリノックス、次点でクローム、穴がノースフェイス、大穴がボブルビーといったところでしょうか…

購入したら、選ばれた品をご紹介しようと思います。