今日の記事は、昨日新宿で引き取ってきたコイツに関してです。




こちらですね。折り畳み自転車を購入しました。メーカーはルノーです。




折り畳み自転車としてもミニマムサイズな、14インチホイールを採用するタイプとなっています。




「ルノージャポン ホームページより引用」

ルノーと言えばフランスの自動車メーカー。日本人には馴染みの薄いメーカーですが、日産との業務提携をご存知の方は多いと思います。




以前ロードバイクの購入を検討していた時の記事で「自動車メーカーのロゴが入っている自転車は品質と価格が悪い意味で一致しない」と書いた事があります。テキトーな車体にメーカーロゴをプリントして、それを付加価値として販売しているパターンですね。




しかしルノーは例外。しっかりフランスのルノー本体が設計しています。




「出典:ルノーバイク ホームページより引用」

特にルノーが得意とするのは折り畳み自転車の分野。重量6kg台という超軽量なモデルもラインナップされています。

折り畳み自転車の重量は平均が概ね13〜15kgと言われているので、この軽さはとても魅力的に感じました。




まぁ私が購入したのはそこまでの超軽量モデルではありません。自転車の軽さは値段に直結し、先述の超軽量モデルは定価で8万円弱…

私が購入した車種は「ライト8」というもので、車名の通り重量は8kg台となっています。カーボンロードのインテンソが10kgを切るくらいなので、世の中の大半の折り畳み自転車よりは軽いと思われます。




今回の購入にあたって「もし盗まれてしまってもそれほど後悔しない」という事を念頭に選定しました。ロードバイクは高価なので、長時間車体から離れる運用を想定していません。

コスパを最重視してメルカリで購入、定価およそ4.8万円の車種ですが2.5万円で購入しました。今では廃盤になってしまったシックなブラウンカラーも購入の決め手です。




折り畳み自転車なので、最大限に折り畳むとこんな感じ。

14インチのミニマムサイズなホイールが光りますね。かなり小さくなります。





フルサイズのロードバイクと比較するとこんな感じ。




組み立てて後輪の後端を揃えるとこんな感じ。非常にコンパクトな事が分かると思います。



少し汚れていますね。中古なのである程度は仕方ありません。




とりあえず洗車から。




完了しました。

細かいところまで確認しましたが、期待以上に質感が高いです。アルミの表面処理も割と凝っており、そこらの折り畳み自転車より所有感は高いと思います。




また、幾つかの箇所で塗装が剥がれているのが気になりました。前オーナーの方から転倒歴ナシと聞いていますが、なんでだろう…




よく観察すると、折り畳むと干渉する部分だという事が分かりました。

これは新品を購入したとしても、いつかやってしまう類のキズですね。お値段を鑑みれば全然気になりません。とりあえずサビが発生するのは避けたいので、サビ止め塗装をした上で緩衝用のゴムシールでも貼ろうと思います。




洗車しつつ、ホイールに装着されていた反射板を除去。スポークを清掃する際邪魔になりますし、ホイールバランスも僅かながら狂うでしょう。

必須な保安部品でも無いので、キャストオフ。




他の保安部品は前オーナーが装着してくれていました。

ライトはマウントしか写っていませんが、別に本体を頂いています。




リアの反射板も問題無し。

ブレーキも室内で試した限りはしっかり効きます。




タイヤは…エアが抜けていますね。

フロントはちょっと足りないくらいですが、リアは完全に抜け切っています。もしかしてパンクしてる?




パンクしているかのチェックには石鹸水が便利です。エアを充填して石鹸多めの水をタイヤに塗布しました。パンクしていればエアが漏れている部分だけ泡立つ寸法ですね。

結果として前後輪ともパンクはナシ。安物買いの銭失いになるかと焦りました…




チェーンは…

油分が残っているものの、殆ど切れていますね。前オーナーの方は室内保管だったらしく、サビは全くありません。注油さえすれば状態は良好です。





これでOK。




最後に変速系は…確認の必要ナシ。

この車種は変速機を備えない「シングルギア」です。速度は出せませんがギアが無いのでメンテナンス性と耐久性、それと軽量化に優れるタイプですね。




個人的に、近所をプラプラするだけならギアは無くても良いと判断しました。スピードが欲しければロードバイクに乗れば事足りますし。

折り畳み自転車はジョギングくらいのペースでラクに走れれば十分です。用途として想定しているのは、近所の買い物と鉄道を使う際の駅までの往復くらい。行動範囲に目立った坂は無いので、必要にして十分です。




さて、自身での点検整備は全て終わりました。あとはプロに見て貰います。

いくらコンパクトと言えど、折り畳まないでセダンのトランクに入れるのは無理っぽいですね。リアシートを倒せばワンチャンありそうですが…




まぁ素直に折り畳む事にします。

片手でラクラク持ち上がるのは良いですね。近所の往復が用途と書きましたが、車載して出先で使う事も考えています。キャンプに携行したら楽しそうな気も…




完全に折り畳むと、トランクの半分くらいのスペースで積めますね。これなら追加でキャンプ道具一式を積んでもお釣りがきそうです。




近所の自転車店を訪れ、防犯登録が完了しました。これで走行可能です。自転車保険はロードバイク用に既に加入しているので、公道走行に支障はありません。




お店の方に簡単に伺ったところ、前述の整備でほぼ完璧との事でした。

ただし折り畳み自転車は各部ネジが緩み易いので、増し締めをオススメされています。




帰宅する頃にはお天気は晴れ模様に。

ネジの増し締めを済ませ、早速走行可能になった折り畳み自転車に乗ってみます。




とりあえず近所をプラプラ。

折り畳み式ながら車体の剛性感は結構ありますね。反面タイヤが小さいので、ちょっとした段差や悪路は苦手な印象です。



スピードも大して出ませんが、これは狙い通り。

車載や輪行をしない方には変速付きをオススメしますが、こちらの方が私の用途に適していると言えそうです。変速機はデリケートなパーツで構成されているので、車載する際に気を遣います。




八潮駅まで行き、とりあえず3ヶ月の定期利用を申し込みました。少し駅から離れた駐輪場しか空いていませんでしたが、5分くらいは徒歩より速いと思います。




コイツは室内保管せず、アパートの駐輪場で保管します。もちろん防犯対策をした上で。

たまには室内で清掃と整備をするくらいで、気兼ね無く使う予定。近所用のアシとして活躍してくれるでしょう。




これで私が所有する車輪の付いた乗り物はアリオン、MT-01、インテンソ、ライト8の4台で合計10輪となりした。タイヤに囲まれた生活、楽しそうです。

来週は最近活躍していないMT-01に乗りたいな。どこに行くか、今から考えておきます。