3連休の初日である今日、MT-01のサイレンサーを純正に戻す事にしました。
私のMT-01は令和2年2月22日に納車されています。車検対策ですね。
2年に一度しか出番が来ない純正サイレンサー…
しかしながら、その造りはかなり贅沢なものとなっています。
出口部分を除き、チタン製の逸品です。左右2本アップ出しのマフラー配置をアイデンティティの一つとしたMT-01に対して、重心上昇を最小限に抑える為に採用されたと聞いた事があります。
今はDAMというメーカーのサイレンサーを使っていますが、乾いた音を奏でる純正サイレンサーも気に入っていたり…
そんな訳で純正サイレンサーを担いで、MT-01の下へ。
時刻は15時過ぎ、所要時間は1時間もあればお釣りがくると思うので、暗くなる前に終えられるでしょう。
先ずはトップケースとキャリアを下ろします。
ここでいきなりトラブルが発生。キャリアを外す工具を自宅に忘れてきました。徒歩10分の距離を往復するのが面倒だったのですが、必須なので一度自宅に戻っています。
気を取り直して、作業を続行します。
キャリアのベースを取り外す必要がある場合は非常に面倒な事になるのですが、幸い外さずに進められそうな事を確認しました。
マフラーリングを外します。
6角レンチだけの簡単な作業ですね。
次はマフラーカバーを。
こちらも対応するドライバーと6角レンチだけで外せます。
ここまで外して、ようやくサイレンサー本体が顔を出します。
毎度思うのですが、この状態もカッコいいんだよなぁ…タンデムが不可になりますが、やっている方は見た事があります。
少し興味があったので、社外サイレンサーを取り外す前に騒音計測を行ってみる事にしました。
アイドリング時で85.9dBですね。純正マフラーに戻したら再度測定してみます。
いよいよサイレンサーを外すのですが、手持ちの工具ではボルトが回らず…
車載用の小型なラチェットではトルクがかかりません。仕方ないので、再び自宅に戻る事にしました。3往復目…
大型のラチェットを持ってきました。
車載用と違って柄が長いので、かけられるトルクが大きく向上します。
DAMの社外サイレンサーを取り外しました。
この時に大きなミスをして手間を増やす事になるのですが、後ほどご紹介します。
マフラーレスになると、マフラーがあった部分に貼られている断熱材が目立ちますね。
この状態でエンジンをかけると、1,700ccVツインの爆音が炸裂します。絶対ダメ…
普段アクセス出来ない部分なので、相応に汚れています。
清掃して、純正サイレンサーを取り付けます。
ガスケットは新品を1セット持っていますが、今回も再利用する事にしました。
単純に逆の手順を踏むだけなので、比較的簡単ですね。
やっぱ純正マフラーも良い音だな…乾いたサウンドです。
音量ですが、まさかの社外マフラーより大きい86.0dB…簡易計測なのでなんとも言えませんが、少なくとも今回の計測では純正マフラーの方が煩いという結果になりました。
カバーとトップケースを戻して、作業完了。
センターがメチャクチャズレてる…
微調整すればセンター位置に持っていけるのですがどうせ車検後にはDAMのサイレンサーに戻すので、今回はこのままにします。
この時点で17時過ぎ。思ったよりも時間がかかってしまいましたが、自宅での作業が残っているので帰宅します。
簡単に夕食を済ませ、持ち帰った社外サイレンサーを清掃します。
こういう機会で無いと清掃出来ないので、前回の車検以来2年ぶりですね。
エンド部分は装着状態で磨けるのですが、それ以外は2年分の汚れが付着しています。パッと見ではキレイなのですが…
左側が清掃済みで、右側が未清掃です。
輝きが全然違うの、分かりますかね?
厄介なのは最も高温になる付け根部分です。
ここの汚れは頑固で、根気強く作業しなければなりません。
磨きまくって、ここまで復旧しました。
左側が清掃後です。
普段見えない部分なので清掃しても見栄えは全くと言ってよいほど変わらないのですが、キレイな方が気分が良いのは間違いありません。
今回清掃に使ったのは、ヨシムラのステンマジック。ステンレスの焼け色落としには、個人的にコイツがベスト。長い事愛用しているオススメのケミカルです。
もし宜しければ、お手に取ってみて下さい。
2本とも清掃した後は、車検完了まで自室で保管します。
煤の臭いが出るのを避ける為、養生をしてからクローゼットの中へ。
さて、風呂に入って寝るか…と思っていたのですが、マズい事に気付きました。
写真はエキパイとサイレンサーの接続部に装着する金具なのですが、1つしかありません。
金具は本来、2つ必要です。
帰りの道中で落としたか、トップケースの中に入れてしまったか…いずれにしても探す必要があります。
20時過ぎに再び駐輪場へ。今日4往復目です…
道中の路面とトップケースの中を確認したのですが、見つかりません…駐輪場の床にも無い。
写真を見返すと、取り外した時点で片方に金具が付いていない事を確認しました。もしかして…
エキパイを覗いてみると、ありました。
引っこ抜く時に金具だけエキパイ側に残ってしまっていたのですね…不注意でした。
もう一度純正サイレンサーを外すなら非常に時間がかかるのですが、幸いサイレンサーを装着したまま外せました。
これで一安心。
さて、帰るか…
なんだか今日は不注意が多く、無駄に苦労した感があります。
まぁ部品を紛失してしまうよりはマシですね。
久々に純正サウンドを楽しみたいので、3連休のどこかでツーリングに行こうかな。