今朝の東京の気温は11℃。

真冬に比べれば暖かいのですが、メンタルの準備が出来ておらずバイクでのお出かけは中止しました。



しかし、昨日は二日酔いで外出していません。土日で一度も外出しないと体調を崩す気がするので、寒い寒いと呟きつつ暖かい自宅から這い出ました。

先週末に完結出来なかった、MT-01の洗車に向かいます。



14時過ぎに駐輪場に到着しました。



前輪の周りに大量の落ち葉。確かに今週は風が強かったり、雨が降る日がありました。

年末の天気が気掛かりですね。例年バイクで帰省していますが、前後のお天気によっては新幹線も検討しなければなりません。



さて、今日の作業はエンジン空冷フィンの清掃がメインになります。先ずは左側の、簡単に外せるパーツの取り外しから。



エンジンカバーを取り外しました。

しかし、この状態では後ろバンク(写真右側)の下部分が清掃出来ません。



このカーブしているパーツも取り外します。

パーツの名称が分かりませんね…金属製で重いので、取り外しは慎重に。



取り外すと、エンジン全体が露わになります。



このパーツを取り外したのは私がオーナーになってから初めて。埃が溜まっていたので、先にこの部分を清掃します。



キレイになったところで、いよいよ空冷フィンの清掃を開始します。



ひたすらにフィンの隙間に洗浄剤を染み込ませたウエスを突っ込むだけ。

字で書くとそれだけですが、非常に憂鬱な作業です…清掃してもパッと見では変化がほぼありませんし、その割に膨大な時間と手間がかかるので…



空冷フィンの清掃は縦の支柱を躱す為、何度もウエスを突っ込む必要があります。

ただひたすらに、無心で作業を続けます。



車体左側が完了しました。

一応作業前の動画も撮影していたのですが、違いは清掃した本人すら分かりません。



目を凝らして覗き込んで、やっと分かる程度の違い…

右側だけで1時間半も時間を費やしているのですが、空冷バイクのオーナーにしかこの苦労は理解されないと思います。



車体左側が終わったので、今度は右側を。

右側は各バンクの真ん中にプッシュロッドが通っているので、更に面倒…作業には金属製の棒を使うので、プッシュロッドカバーに傷を付けないよう気を遣う必要もあります。



右側も完了しました。

記事ではあっと言う間ですが、ここまで3時間かかっています。中腰での作業が続くので、腰が…




外したパーツを再度取り付けて、エンジン周りの作業を完結させます。



せっかく外したので、裏側を清掃してから取り付けます。

このパーツ、金属製なのに結構厚みがありますね。断熱テープを裏側に貼れば樹脂製でも良さそうなのに…



この写真で樹脂を使用したパーツは、赤く塗り潰した箇所とプラグコードだけ。金属パーツを贅沢に使用する事で、MT-01は非常に高い質感を実現しています。

まぁその代償として、かなり重たいバイクになってしまっているのも事実ではありますが…



カバーを戻して、エンジン周りの作業が完了しました。



見た目での違いが分からない割に、ウエスには苦労の成果がビッシリと。

嫌々ながら半年に一度くらいのペースでこの作業を実施しているのは、ひとえに愛車を美しいまま未来へ連れて行ってやりたいからです。



2週間連続となった今回の洗車も、次で最後の作業となります。



ジェネレーターから伸びる配線の結束用ゴムテープが劣化し、見苦しい状態になっています。



劣化が進行していたらしく、手で簡単に引き千切れました。

やはりゴムは経年劣化が顕著ですね。新しいテープを巻いて、絶縁と防水を確保します。



これでOK。

ようやく予定していた作業が全て完了しました。



足掛け2週間、トータルで12時間を要した洗車がようやく完結しました。日を跨いだとはいえ、1回の洗車にここまで時間をかけたのは今回が初めてです。

見た目だけならほぼ新車…の筈。



エンジンもすこぶる快調。チェーンメンテとオイル交換は最近行っており、今年はバッテリー、プラグ、クラッチ、チェーン、スプロケを交換しました。

お財布にはかなり痛い出費でしたが、言う事なしのグッドコンディションです。



あと2週間で今年も終わり。

自宅の大掃除もしなければなりませんし、次にMT-01に乗るのは年末の帰省時になるかな…


再び寒い寒いと呟きつつ、帰宅します。